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◆大相撲九州場所4日目 ○遠藤(押し出し)時天空●(13日・福岡国際センター) 左足首の捻挫と剥離骨折を抱えながら強行出場した西前頭7枚目・遠藤が今場所初白星を挙げた。東前頭10枚目・時天空を押し出して初日からの連敗を3で止めた。白鵬、日馬富士の両横綱、関脇・豪栄道ら6人が全勝を守った。カド番大関・琴欧洲は3日目の小結・松鳳山戦で左肩鎖関節を脱臼した影響でこの日から休場した。再出場は難しく来年の初場所は関脇への陥落が濃厚となった。
遠藤は挑発にも動じなかった。鬼のような形相の時天空が2度つっかけ、立ち合いが不成立となった。「予想していなかったわけではない」。その度に、にらみつけられたが落ち着いていた。3度目で立つと、強烈な左張り手を食らった。ひるまずに前に出て一気に押し出した。
今場所での初白星、秋場所12日目以来の勝ち名乗りを受け「思ったより早く初日が出た。張られることは想定していた。耐えられました」と笑顔を見せた。時天空には先月14日の茨城・土浦市での巡業で、左足首が思わしくない状態でぶつかり稽古の相手に指名された。1度は断ったが2日連続の指名だったために稽古を敢行。因縁ともいえる相手だが、取組後は「あれは時天空関の計らい。ファンの方のために何かしようと思ったんでしょう。マイナスとは思っていない」と謙虚だった。
家族のためにも早く勝利を届けたかった。6日目の15日に故郷の石川・穴水町から父・吉樹さん(45)が会社の同僚約30人とともに会場に駆けつける予定。応援のために龍と「遠藤」の名が入ったピンク色の扇子を作製した。吉樹さんは「15日間、けがとうまく付き合ってほしい」と願った。秋場所9日目に家族が応援に駆けつけたときは白星を手にしており心強い後押しだ。
北の湖理事長は「ひとつ勝ったら白星が続くタイプかもしれない」と期待した。痛めている左足首はマッサージや電気治療などでケアし「悪化はしていない」という。23歳での初白星にもなったが「特に変化はない。状況が状況なので勉強しながらやっていきたい」と先に目を向けた。白星を最大の薬に巻き返しを期す。
◆遠藤の苦闘
▽秋場所12日目 取り直しの末に白星を手にした徳勝龍戦で左足首を負傷。
▽14日目 「左足関節捻挫で約3週間の安静加療を要する見込み」で休場。その後、剥離骨折も判明した。
▽10月14日 土浦・牛久巡業で時天空に指名され、ぶつかり稽古。負傷後初めて土俵に入った。
▽29日 福岡入り後の稽古開始も土俵に入らず。
▽30日 ぶつかり稽古を再開。
▽11月6日 九州場所の初日4日前に若い力士との申し合いを再開。
▽九州場所3日目 勢に敗れ初日から3連敗。
(2013年11月14日06時05分 スポーツ報知)
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