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【芸能・社会】

「はに丸」がDVD化 田中と三波が思い出語る

2013年11月14日 19時31分

 「おーい!はに丸」の思い出を語り合った三波豊和(左)と田中真弓=東京都内

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 1980年代にNHK教育テレビで放送された「おーい!はに丸」のDVDボックスが発売される。埴輪の少年「はに丸」を演じた声優の田中真弓と、俳優の三波豊和が思い出を語り合った。

 3歳児を対象に正しい言葉の使い方を教える番組として83年に放送開始。「はにゃ」が口癖のはに丸の愛くるしいキャラに加え、ミュージカル形式のドタバタコントが人気を博した。

 「ワンピース」の主人公、ルフィ役などで大人気の田中だが、当時はまだ新人。今も大人気のはに丸について「埴輪は硬いし、色も1色だけで子どもに受けないのではと心配でした。もちろん今はかわいいと思いますけど、最初は大魔神に見えました」と笑う。

 三枚目の青年、神田くんを演じた三波は「大人も楽しくなければ、子どもに飽きられると考えて作った自信作。堅い教育テレビの殻にひびを入れた番組かもしれませんね」と胸を張る。

 放送開始から2カ月後、スタッフがある幼稚園を訪ねると「園児たちが『はにゃ』と言っていて、これは勝ったと自信を持ったそうです」。

 当初は声だけの出演だった田中は「魔女おばさん」「宇宙人」といった脇役でも出演している。「振り付けの先生に、こんなに不器用な人は初めてだって言われたけれど、俳優志望だったので本当にうれしかった。DVDには俳優としての歩みが詰まっています。私の原点ですね」

 89年までの全211話をDVD上・下巻に収録。27日発売。

(共同)
 

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