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【スポーツ】

日本、米国に1−3敗戦 第3セットは収穫

2013年11月14日 紙面から

◇女子グラチャンバレー

日本−米国 第1セット、スパイクを決める石井(右)=名古屋市ガイシホールで

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 バレーボールの各大陸選手権王者など6チームで争うワールドグランドチャンピオンズカップ女子大会第2日は13日、名古屋市の日本ガイシホールで3試合を行い、世界ランキング3位の日本は北中米代表の米国(同2位)に1−3で敗れた。日本は1勝1敗。15日の第3戦(東京体育館)はアジア代表のタイ(同12位)と対戦する。南米代表のブラジル(同1位)はタイを3−0で退けて2連勝。欧州代表のロシア(同6位)は推薦出場のドミニカ共和国(同8位)を3−1で下して1勝1敗とした。

 ロンドン五輪銀の米国に公式戦通算6連敗を喫した中で、火の鳥ニッポンは収穫もつかんでいた。2セットを失って迎えた第3セット。真鍋政義監督は選手の調子を冷静に見定め、従来のMBの位置に入るウイングスパイカー(WS)迫田を下げ、昨季VプレミアMVPで左打ちの長岡を投入。MB大竹の速攻成功率が低いと見るや、それまでピンチブロッカーとして使った岩坂の1枚MB起用を決断した。第2セットからはWS新鍋を近江に代える策も的中していた。

 岩坂はブロックで4得点のほか速攻でも2得点。「MBがスパイクを決めるには、セッターとのコンビが大きい。中道がうまく使った」と真鍋監督。その中道は最初2セットを「修正が遅すぎた」と反省しつつ、「1人しか出られないMBの悔しさは分かる。だから、それぞれの良さを引き出したかった」と、新戦術「MB1」を実らせるために献身的にトスを上げ続けた心境を打ち明けた。

 次戦のタイも、9月のアジア選手権(タイ)で2連敗を喫した相手で決して侮れない。主将の木村は「リベンジできるよう頑張りたい」と3大会ぶりのメダル獲得へ向けて気を引き締めた。 (武藤康弘)

 

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