川内選手と走り川内村に勇気を 来月8日、初のミニマラソン
川内村は12月8日、「市民ランナーの星」として知られ、陸上世界選手権男子マラソン代表の川内優輝選手を招いた初のミニマラソン大会を開く。諦めず歯を食いしばって力走する姿に、東京電力福島第一原発事故からの復興へと歩む村の未来を重ね合わせる。
遠藤雄幸村長は以前から、村と同じ名前を持つ川内選手に親近感を持っており、川内選手に大会の参加を打診した。川内選手は「自分も前々から川内村が気になっていた」と参加を快諾したという。
当日は午前10時から村内のいわなの郷で川内選手のトークショーを開く。その後、親子コース、小学生コース、中学・高校・一般コースに分かれて、いわなの郷周辺で川内選手と一緒にミニマラソンを実施する。記念撮影の時間を設けるほか、川内産の木材を使った巨大壁画を川内選手とともに制作する。コースに利用した道路は「川内優輝記念ロード」と命名する予定だ。
参加要項は今後発表するが、村内外から広く参加者を募る予定という。
遠藤村長は「川内選手の走る姿が復興に向けた『ゆうき』を与えてくれるはず」と期待を込めている。
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