蹴球探訪
宮市 単独インタビュー後編 代表は「常にいたい場所」(11月12日)
トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事
【大リーグ】ヤンキース、マー獲得へ自信あり マネーゲームはド軍と一騎打ち!?2013年11月14日 紙面から 【オーランド(米フロリダ州)穐村賢】マー君獲得へ、勝算あり!! ヤンキースのハル・スタインブレナー共同オーナー(43)が12日、メジャー挑戦が確実視される楽天・田中将大投手(25)のポスティングシステム(入札制度)での獲得に自信を見せた。契約金も含めて超高額な争奪戦となるのは必至だが、同オーナーは「穴を埋めるために金を使う」と受けて立つ構え。すでに豊富な資金力を持つドジャースとの一騎打ちの様相を呈しつつあるマネーゲーム。東の名門チームが全精力を注いで日本の右腕を狙いに行く。 日本の至宝獲得へ、球団トップが強い意志を示した。GM会議2日目。日米の報道陣に囲まれたスタインブレナー共同オーナーは、「田中が素晴らしい選手であることは疑いようがない。彼のことは気に入っているんだ」と猛烈ラブコール。「多くの球団が興味を持っていると思うし、彼ならどこでも素晴らしい戦力になると思う」。オーナー自ら最大評価を与え、争奪戦を勝ち抜く決意を見せた。 入札金だけで約7000万ドル(約70億円)とも言われるマネーゲームにもひるまないのは、自信あるからこそだ。ヤ軍は2006年の井川(オリックス)と、11年の中島(アスレチックス)と2度落札に成功。11年のダルビッシュ(レンジャーズ)は積極的に行かず逃したが、「われわれはこのシステムを過去にも経験している」と落札はお手の物と言わんばかり。そもそも、肝心要の資金力でも同オーナーに後れを取るつもりはサラサラない。 「穴があるなら、埋めるための金は用意する。それがわれわれがすべきことだ」 約300億円以上を要求しているというカノ二塁手も含め、補強すべき穴は補強する。ペティットが引退し、サバシアも計算できない先発陣は、まさに埋めるべき穴。入札金はぜいたく税の対象外となるメリットもあるだけに、出し惜しみする必要はない。 ヤ軍の強気な姿勢に押されるように、すでにレンジャーズは田中争奪戦から撤退方向。ジャイアンツも球団地元紙SFゲート(電子版)が「同じ土俵では戦わないだろう」と高額争奪戦を避ける見込みと報じた。現時点で対抗馬となり得るのは、NBAレーカーズでスター選手だったマジック・ジョンソンさんが共同オーナーを務め、豊富な資金力を誇るドジャース。米放送局ESPN(電子版)も「財布の一騎打ち」と東西の名門2球団に絞られたと伝える。 この日は編成を任されるキャッシュマンGMも田中個人への言及を避けつつ「若くて、健康で200イニング投げられるような投手が欲しい」とニヤリ。まるで田中そのものの投手像を語り、言外に熱意を表した。オーナー、GMと球団首脳が一枚岩となって狙う25歳の右腕。ぶれない姿勢で、獲得へ突き進む。 PR情報
おすすめサイトads by adingo
|