選手会きょう結論発表　“マー用”新ポスティング

　労組・日本プロ野球選手会（楽天・嶋基宏会長）は、日本選手のメジャー挑戦に関わるポスティングシステム（入札制度）見直しの受け入れについての結論を１４日に発表する方針を示した。１３日に公表する予定だったが、選手会内の意見集約に時間が必要となった。

　見直し案は、日本野球機構（ＮＰＢ）と大リーグ機構（ＭＬＢ）ではほぼ合意しているが、選手会は以前から要望してきた複数球団交渉権が認められていなかったことなどから再考を求めていた。だが、今オフの利用が見込まれる楽天・田中将大投手（２５）の事情を考慮し、１１日のＮＰＢとの事務折衝で軟化。「一両日中に返答する」と同意に前向きな姿勢を見せていた。

　選手会の松原徹事務局長は「電話連絡で各球団の選手会長と意見交換し、それを集約しているので、思った以上に時間がかかっている。きょう（１３日）中に意見をまとめ、明日発表する」とコメント。嶋会長が台湾遠征中だったり、一堂に会して話し合うことができないことで、予定より時間がかかったようだ。

　選手会が了承すれば、即、新協定締結に向けての手続きが始まる。ＭＬＢから届く新協定の条文を検討、１８日の実行委員会での承認が必要で、新協定の発効は２０〜２５日頃になりそうだ。　（竹村和佳子）