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サッカーよりも自転車が危ない!「子供の脳損傷はウツのリスクを2倍に」米最新研究

Update : 2013.11.14

頭を強く打ったことはありますか? 成人した男女が頭にケガをすると、ウツになるリスクが高いことは知られていましたが、子供のリスクに関しては解明されていませんでした。最新の研究によると、子供もウツのリスクが2倍になるそうです。

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先月25日にオーランド市で開催された米小児科学会の全国総会にて、 脳震盪(のうしんとう)を含む脳外傷がある子供は、そうでない子供よりもウツになるリスクが2倍も高いことが発表されました。Matthew C. Wylie医学博士は、2007年度の子供のウツ病患者のデータをもとに、家族構成や発達障害などのウツにつながるほかの原因を考慮し調整した上で、上記の数値を算出。

実は子供の深刻な頭部のケガというのは、サッカーよりも、自転車の事故のほうが多いのをご存じでしたか? 米国脳神経外科協会のデータによると、スポーツ関連の14歳以下の子供の頭部ケガの件数は、サッカー(24,184件)、野球・ソフトボール(38、394件)、アメリカン・フットボール(46、948件)、自転車(85、389件)となっています。

緊急病院へ連れていかなければならないほど深刻な頭のケガを外傷性脳損傷(がいしょうせいのうそんしょう)、英語でTBI (traumatic brain injury)と言います。TBIのリスクが最も高いのは、0歳から4歳の男児です。

その後に65歳以上の高齢者、15歳から19歳の若者がつづきます(データ源 米国疾病管理予防センター)。

子供が自転車に乗るときは、必ずヘルメットを着用させるようにしましょう。

参考:Children with Brain INjuries Nearly Twice as Likely to Suffer From Depression.
http://www.aap.org/en-us/about-the-aap/aap-press-room/Pages/Children-with-Brain-Injuries-Nearly-Twice-as-Likely-to-Suffer-From-Depression.aspx

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