時事通信 11月14日(木)16時18分配信
厚生労働省は14日、2011年度に病気やけがの治療で医療機関に支払われた国民医療費が、前年度比3.1%増の38兆5850億円になったと発表した。1人当たりの国民医療費も3.3%増の30万1900円と初めて30万円を突破し、いずれも5年連続で過去最高を更新した。医療技術の高度化と高齢化が主な要因。
国民所得に占める国民医療費の割合は、0.51ポイント増の11.13%に上昇した。年齢別の国民医療費は65歳以上が21兆4497億円で、全体の55.6%を占めた。1人当たりで見ると、65歳以上が2.6%増の72万900円だったのに対し、64歳以下が3.2%増の17万4800円で約4倍の開きがある。
最終更新:11月14日(木)20時52分
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