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できごと
「西成特区」ではなく「あいりん特区」では-西成構想に住民疑問
2013.11.15 00:24
日雇い労働者が多く集まる「あいりん地区」がある大阪市西成区で14日、橋下徹市長が掲げる「西成特区構想」推進に向けて設置した構想部会の初会合が開かれた。区側が同地区への対策に比重を置く姿勢を示したことに出席者から「『あいりん特区』ではないか」と疑問の声が上がった。
部会は区政委員28人のうち地元のNPOや商店会連盟の代表者ら10人で構成。臣永正広区長も参加した。
区側は、外国人観光客誘致やごみの不法投棄、生活保護受給者の自立支援など課題とする12項目を挙げ、対策を説明。ほとんどが、あいりん地区の状況改善を模索する内容だったため、出席者は「西成全体を考えてほしい」と注文した。
外国人観光客誘致をめぐっては「日雇い労働者の生活や仕事がどうなるかが構想から欠落している」と慎重意見が相次いだ。
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