沖縄-ロシア チャーターで来春半年間就航へ、

2013年11月13日 09時32分
(40時間7分前に更新)

 ロシアのウラジオストク、ハバロフスクの2都市と沖縄を結ぶチャーター直行便が、来年5月からそれぞれ週に1往復計4便、半年間就航することが12日、分かった。大手旅行社のエイチ・アイ・エス(東京、平林朗社長)が、ロシアのアエロフロートロシア航空の150人乗りB737-800機をチャーターする。半年間で5千人の受け入れが目標。ロシアと沖縄のプログラムチャーターの実施は初めて。

 運航期間は5月中旬~7月中旬と、夏場のトップシーズンを除く9月上旬~11月下旬。両路線とも片道約4時間の飛行となる。

 ロシア人観光客の旅先での平均滞在時間は2週間で、1人当たりの平均消費額は2千ドル(約20万円)と旺盛。このため、宿泊数を1~2週間程度と長めに設定し、30~50代の富裕層をターゲットに「極東ロシアから一番近い高級リゾート」として売り出す。

 エイチ・アイ・エスモスクワ支店の大室聡志支店長によると、ロシアは原油などの地下資源を背景に経済的にゆとりのある人が多いほか、周辺国が相次いで観光ビザ(査証)を免除したことで、海外旅行需要が高まっている。

 競合地のタイやサイパンなどに比べ、那覇空港までの飛行時間が4~1時間程度短いのが利点。最大の課題はビザ取得が必要なことという。

 大室支店長は「沖縄の暖かい気候や美しい海をPRして、継続的な集客につなげたい」と話した。(松田麗香)

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