公式ファンクラブ
■ ファンクラブの目的
私たちは、幸運にもMJFCファミリーのサポートを受けるポジションにあります。また、各国ソニー・ミュージックからも、ファンの皆さんにプレゼントするためのCDやポスターを提供していただくなど様々な形で協力をいただいてまいりました。そして現在も、各国のソニー・ミュージックと緊密に仕事をし、マイケル・ジャクソン関連商品のプロモーションをさせていただいていることを私たちは光栄に思っています。MJが亡くなって以降は、配慮いただいているMJエステートのお手伝いとなるよう仕事をさせていただいております。
■ ファンクラブ設立までの経緯
◆ 裁判
2003年から2005年まで行われた裁判。マイケルを応援し、また世界中にファンがいることをアピールするために、サンタマリアの裁判所まで何度か行って来ました。その時のレポートを紹介します。なおこのレポートは、某ファンサイトへ一度投稿したものですが、個人を特定できる可能性のある部分などを一部を修正しています。
傍聴編~入廷するまで
やったぁ!! 当たった!! どうすればいいのーーー??という気持ちでした。長期滞在できないファンがいるので(仕事、学校等あるので当たり前だけど)、減ったとはいえ、傍聴券の抽選は難関には違いありません。とにかく、ID(パスポート等)、キー(車かホテルの部屋の)、ノートと書くものしか持って入れない。チェックも厳しかった。財布はかさばって持ち込みは無理なので、1ドル札を何枚かポケットに。敷地内に売店があるからだ。
でもなんと昼休みは15分しかない。そんなぁ~。しかしこれがほぼ毎日なんてマイケルも陪審団も大変だわ。特にずっと座ってるのには慣れてないだろうし。おまけにマイケルは背中の痛みの持病がある。
裁判所の職員に呼ばれて、傍聴人は中に入る。ドキドキ。法廷はそんなに広くはなかった。映画で観るようなのを想像していたのだ。陪審団は違う入り口から入ってきた。弁護士や検察官はわたし達と同じ入り口から入ってきた。その後にマイケル。マイケルは軽く法廷に向かって会釈しながら入ってきた。
傍聴席にはもちろんファンがいるが、誰も声を発しない。マイコォーなどと叫べば、退廷させられるからだ。そして今日の証人は原告の少年の母親だった。重要証人だ。写真ではまるで彼女が犯罪を犯したように顔をかくしていたけど、法廷ではわりと小奇麗にしていた。がしかし、喋りだすとどうも…。感情の起伏が激しそう。検察官になだめられる場面もあった。それはまぁ、自分の息子のことだから?と思っていたが、一番ビックリしたのは、検察官が尋問しているのに、陪審団に向かって話していることだった(゜▽゜;)
検察官は不快に思わないのだろうか?自分が質問してるのに。さぞ話しかけられている陪審団は困惑したことでしょう。そんなにアピールされてもねぇ…(苦笑)。その日はこの母親は終始ずっとこの調子でした。
傍聴編~傍聴席から見たマイケル
マイケルは原告の少年の母親が何を言っても、じっと聞いていました。今まで仲がいいと思ってた人に(父親は離婚していなかったが、家族ぐるみで付き合いがあった)、今度は人前で罵倒されるなんて、どんな気分だろう。
当たり前だけど、傍聴席の方が後ろにあるので、マイケルの表情までは分からない。ただ身じろぎもせず、姿勢よく座っているのが見えるだけだ。ファンとしてはこっちを見て手を振って欲しいとこだが、許されるはずもなく…。
休み時間が近づくと、みんなソワソワし出して、法廷がまだ終わってないのに退室してしまう。何だろう?と思っていると、メディアはTV局へ生報告しに行き、ファンはマイケルが休憩室に行くところを一目見ようと場所取りに行くのだ。場所取りと言っても、裁判所の通路だから広くはない。おまけに赤いテープが貼られていて、ここから先はダメということで、ファン達は競って赤いテープの先頭に立ちたがるのだ。
休憩室へのお見送りが終わると、建物の外へ出て飲食したり、トイレに行きたい人は行ったりで自由だ。休憩が終わってマイケルが戻ってくるのを待とうとするファンもいたりする。わたしは先に傍聴席に戻っていた。そしたら、マイケルが休憩室から戻ってきて法廷に入ってきた。わお!と心の中では思ったが、声は掛けられない。マイケルを見てせいぜいスマイルするだけだ。
そしたら、な、な、なんとわたしに手を振ってくれたのだ!!!!!(と思っている*爆)ああ、手を振り返したいーーーーーーー。でも退廷になってはと思い、必死でスマイルでアピール。マイケルも笑ってくれた。きゃー、きゃー、きゃー。ふうふう…きっと、東洋人だから目立ったのだ。ああ、日本人に生まれてきてよかった☆。不謹慎だけど、その日一日ハッピーでしたー。
“WE DID IT.”~無罪判決
判決が出て完全無罪が確定した後、名前も知らない各国のファンと喜びを分かち合ったのでした。
実は成田を出る前、MJファンじゃない友達が携帯にメールをくれて、「メルビルがマイケルに不利な決定をした」というAさんの報告を読みました。えー!?激しく動揺しました。落ち着けーと自分に言い聞かせて。ちょうどBさんもメールをくれて、Bさんに泣きついてしまいました(ありがとうです、Bさん^^)落ち着きましたが、暗い気持ちでアメリカに向かったのでした。
裁判所では、もうマイケルを応援すること(そのために行ったんだし)、日本からもファンが応援に来てることがマイケルに届いて、少しでもマイケルが慰められればいいなーと思ってました。インタを読むとママに届いたみたいですから、マイケルにも届いたかなぁ*笑。そうだといいな♪
Aさん、ありがとうございます。MSNBCで、あの”無罪”が映ったのですね*爆
とにかく、ヨーロッパのファンは熱心でした。犬も歩けば、ヨーロッパファンに当たるっていう感じで。イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポーランド、オランダ、アイルランド、ベルギー、スイス…キリがない;アジアは他にイランかな。ママの言ってたインドはわかりませんでした;(韓国の人達と、中国の観光バスがネバランドに来てました。判決後ですが)わたしの知ってる範囲ですが、渡米した日本人はこの時、最大15人になってましたよ^^
気丈に応援してたつもりですが、マイケルの音楽を流してたファンがいて、”Heal the World”が流れてきたとき、目の前のポリスを見てたら、なんか悲しくなってきて、号泣してしまいました(苦笑、バッチリ撮られとるし;)隣にいたドイツ人の男の子が抱きしめてくれて、ダンケ!と言いながら、ヒックヒック泣いてました(苦笑)彼にもう一度会いたいです。名前もわかりませんが…同志という感じです。彼とも判決後、”WE DID IT. WE DID IT.”と言って喜びを分かち合うことができました。
他サイトさまにも、書いたのですが、判決が出るまで長かったし、その間、ガセネタもたくさん流れたので、判決が出るってときも、今度は本当??と言う感じでした。本当だとわかると現場の雰囲気も一変して、緊張モードに。ポーランドの女の子達は泣き出すし、以前とは違ったヒステリー状態。こ、怖い…。ポリスの動きもキビキビとしてきて、いよいよなんだ!と思いました。
マイケルの入廷をしっかりとお見送りしてから、Aさんの報告にもありましたが、ラジオで判決を一つ一つ聞きました。完全無罪が出て、涙が出たと同時にホッとしました。ネバーランドに向かう車の中ではわたしだけzzz…(恥)よほど、疲れてたのでしょう(苦笑)Aさん、ごめんなさいでした m(_ _;)m
2005年夏
◆ 2007年、マイケル・ジャクソン来日
2007年3月マイケル・ジャクソンが来日した。私たちと会うために。イベントは2日間東京で行われた。私は迷ったが、行こうと決めた。裁判後のマイケルがとても心配だったからだ。そしてマイケル・ジャクソンに絶対に直接伝えたいことがあった。どんな時でも応援する、と。月並みな言葉だけど、マイケルに直接言いたかった。彼に直接伝えたかったのだ。一番の目的はこれだった。イベント期間中、私はずっとイタリアのファンクラブの人たちといた。彼らは私だけを頼って来日したのだ。一度も会ったこともないのに。このことは彼らに感謝している。彼らは私を全面的に信用してくれた。彼らのおかげで今の私がある。
私は彼らとは別々にマイケルに会った。本当は一緒の方がマイケルといる時間も長かったんだろうけど、私には自分の目的の方が大事だった。ここら辺は複雑な感情だが、おしゃべりで陽気なイタリア人に勝つ自信なんてない(苦笑)。
マイケルがいる部屋には持ち込み禁止だった。ファンクラブの人たちは当時のマネージャーのレイモンに最初から許可を取っていたようで平気だったのだが、3人という約束のようだったので、4人目の私は外れてしまったのだ。私はペンとスクリーム(Scream)の写真を持って入ろうとしたのだけど当然止められた。「サインは駄目です」と言われ、仕方なくペンだけ係りの人に渡した。スクリームの写真も持ち込みは駄目だと言われたが、これはマイケルと一緒に撮りたいから、と私はとっさに言った。
マイケルは本当に華奢で壊れそうな感じだった。今まで見たどの芸能人よりもエレガントで、でもあまりにもガラス細工のように繊細で。緊張はしなかったけど、見惚れてしまった。今思うと時間が勿体なかったな(笑)。
無事にツーショット写真を撮り終え、ああ、終わっちゃったと思っていたら、マイケルが「何か書くものない?」とスタッフに聞いてくれたのだ。私はこの時、自分がマイケルに直接伝えたかったことなど忘れていた。あれだけ頭の中でシミュレーションしてたのに!
そう、マイケルは私が持っていたスクリームの写真にサインを、と計らってくれたのだ。ボーッとしていた私にマイケルは優しかった。私はようやく我にかえった。サインを書いてくれているマイケルにお礼をいい、決死の覚悟で(大袈裟だけど、上手くいえるかどうか心配だったのだ)、言おうと思っていた言葉をマイケルに言った。私は泣いていた。いや、泣きそうなのを我慢して言った。「どんな時でも応援する」と。それはマイケルの当時の置かれている状況を思ってのことだった。
私はマイケルの目をまっすぐ見た。マイケルはサングラスをかけているので、実際の目を見たわけではないけど・・・。マイケルは少しの間(私には長く感じられた・笑)、じっと私をサングラス越しに見ていた。そしてマイケルは私に向かって敬礼した。びっくりした。マイケルに敬礼されてどうしたらいいのかわからない(笑)。
私はマイケルに伝わったことで満足だった。多くのファンたちに同じようなことを言われ、言われ慣れているだろうけど(苦笑)。一方的かもしれない。でもそれでも満足だった。
◆ ニュースブログ開設
マイケル・ジャクソン亡き後、皆さんご存知の通りマイケルを取り巻く状況は好意的なものに一変しましたが、それでも日本に伝わる情報は欧米に比べると圧倒的に少なく、また興味本位のゴシップ的なものを初めとする悪意ある報道もいまだ見られます。そこで、欧米発の正確な情報を発信して誤解が広がるのを防ぐ目的で、ニュースブログを開設しました。
◆スリラー・ライブ
マイケルファンが熱い国、イギリスで映画「This Is It」を観ようと渡英しましたが、その際にあの有名なスリラー・ライブを観劇し、創始者のエイドリアン・グラント氏にも挨拶してきました。
スリラー・ライブは、「MICHAEL JACKSON The Visual Documentary」の著者であるエイドリアン・グラントの企画による、マイケルの歌を使ったミュージカルです。ミュージカルといってもストーリーのあるものでなく、マイケルの名曲の数々をオリジナル振り付けと演出により聴かせるというスタイルになっています。歌はマイケルのイメージを極力崩さないような配慮が感じられて違和感はないです。オリジナル振り付けですが、マイケルの振り付けを要所要所で取り入れていて、押さえるべきところは押さえているなという感じに仕上がってます。特にビリー・ジーンやスリラーなどはほぼマイケルオリジナルになっています。総勢 20人くらいの歌手とダンサーたちが入れ替わり立ち代りパフォーマンスを見せてくれます。歌手による歌とダンサーによるダンスが基本ですが、一人だけ両方こなす方がいて、ビリー・ジーンは彼がパフォーマンスしました。
アメリカ・ブロードウェイと並ぶミュージカルの本場、ロンドン・ウェスト・エンドのシャフツベリー・アヴェニューにあるリリックシアターというイギリス式の劇場(三階建てになっているもので、シェークスピアの劇を扱った映画などでよく見かけるタイプ)を本拠地として上演されていますが、ヨーロッパ各地へもツアーに出ているようです。リリックシアターは収容人員は300人程度だと思いますが満席でした。構成は老若男女でマイケルファン層の広がりを感じます。
さてショウですが、ジャクソン5からヒストリーまでの名曲がどんどん出てきます。どの曲も歌もダンスも素晴らしい出来栄えです。さすがミュージカルの本場で選抜されたメンバーだけのことはあります。生バンドによる演奏がさらに会場を盛り上げます。2時間近い公演だったと思いますが、迫力に圧倒されたまま、あっという間に時間が過ぎました。劇場のサイズもちょうどよかったです。ステージがすぐそこで、それはもう大迫力でした。
特に印象に残った歌を紹介すると、ジャクソン5時代の曲は、当時のマイケルとほぼ同年齢の子が歌っていましたが、歌がうまいし声もものすごくマイケルに似ています。ジャクソン5のライブはこんな感じだったのかなぁと思いながら聴いてました。それからやはりビリー・ジーンです。イントロが始まっただけで観客の歓声がひときわ大きくなり、大変な盛り上がりでした。スムーズ・クリミナルはオリジナル振り付けでしたが私が一番好きな箇所ではマイケルの振り付けになってました(鳥肌もの)。斜めになる部分も再現されてました。最後のブラック・オア・ホワイトでは、それまで座っていた観客が総立ちになり、興奮と感動の中、ショウは終わりました(途中でも立ち上がる人がいましたが、そこは紳士の国なのか注意する人がいて、基本的には着席のままでした)。
セット・リスト
【1部】
ゴーン・トゥー・スーン
ミュージック・アンド・ミー
リメンバー・ザ・タイム
ABC
小さな経験
帰ってほしいの
アイル・ビー・ゼア
ベンのテーマ
愛ある世界へ
シェイク・ユア・ボディ
今夜はブギー・ナイト
あの娘が消えた
オフ・ザ・ウォール
ゲット・オン・ザ・フロア
ロック・ウィズ・ユー
それが恋だから
今夜はドント・ストップ
キャン・ユー・フィール・イット
【2部】
スタート・サムシング
P.Y.T.
今夜はビート・イット
ザ・ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール
キャント・ストップ・ラヴィング・ユー
スムーズ・クリミナル
ダーティー・ダイアナ
マン・イン・ザ・ミラー
デンジャラス
アース・ソング
ヒール・ザ・ワールド
ビリー・ジーン
スリラー
バッド
ブラック・オア・ホワイト
◆MICHAEL ジャパン・プレミア
12月のマイケルのニューアルバム発売のプレミアイベントにMJJ Fanclub Japanの代表として行ってきた。ソニー・ミュージック主催のイベントで、高倍率の抽選を勝ち抜いた者だけが参加できるのだが、MJエステートの計らいでVIPリストに載せてもらい、特別に参加させていただいた。ソニー・ミュージック・ジャパンの方々とも会うことが出来た。会場には湯川れい子さんもいらしていた。
会場には思い思いのMJ衣装で着飾ったファンも多数いて、中には小さなMJの姿も見られた。会場となったのは有名な美術館の前の広場で、その西洋風の建物をスクリーンに見立てて、最新技術で様々なマイケル・ジャクソンのイメージを映すのだ。そこに映し出されるマイケルは、私たち日本人にとっては神々しい感じがした。西洋の皇帝のような感じだ。
開始時間の6:00を少し過ぎてあたりがすっかり暗くなった後、イベントが始まった。サーチライトが空を照らし、それがやがてスクリーンに降りてきた。マイケルが帰って来たかのようだった。
そして、スクリーンには「MICHAEL」のカバーアートが写しだされ、いよいよ新曲の披露となった。ファンからのメッセージがスクリーンに映し出された。どのメッセージにもそれぞれの思いが込められていて感動的だった。
新曲が次々に流され、そして「Hold My Hand」だ。スクリーンには「Hold My Hand」のビデオが日本初公開で映しだされた。ファンは白い手袋を用意して「Hold My Hand」を合唱した。マイケルがここにいればなぁと思わずにはいられなかった。こんなにファンが集まってるのに・・・。この日集まったのは3,000人なのである。涙が出てきて仕方なかった。