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リッツ メニュー偽装は7年前から 7月把握も「公表不要」

表示偽装、7月に把握 会見するモンタル総支配人
メニューと違う食材を使っていた問題で記者会見する「ザ・リッツ・カールトン大阪」のオリオル・モンタル総支配人(左)=26日午後、大阪市北区
Photo By 共同 

 大阪市北区のホテル「ザ・リッツ・カールトン大阪」がメニューと違う食材を使っていた問題で、オリオル・モンタル総支配人は26日記者会見し、中華料理レストランのエビ料理とルームサービスのパンは、2006年4月から違う食材だったと明らかにした。

 総支配人は「お客さまに多大なご迷惑をお掛けしおわびする」と謝罪。エビの問題は調査で今年7月22日に把握したが、約3カ月間公表しておらず、「しなくていいと思っていた」と説明した。

 ホテルは利用者への返金を決め、近く専用の対応窓口を設ける方針だが、手続きの方法など詳細は検討中だとしている。

 総支配人はメニュー作成時の確認不足を原因に挙げ、「偽装したという認識はない」と主張。原因究明と問題解決が重要で、社内の処分は検討していないと話した。問題は24日午前に消費者庁に連絡、28日には報告書を提出するという。リッツ大阪は、阪急阪神ホールディングス(HD)傘下の阪神電鉄の子会社が経営している。

 一方、同様な問題が明らかになった同じHD傘下の阪急阪神ホテルズ(大阪市)がメニューを扱う接客担当者への聞き取り調査をほとんどしていないことも判明。「手作り」としていたメニューで、接客担当者が問題に深く関わっていた事例もあり、ずさんな調査実態が露呈した格好だ。

 関係者によると、同社は7月中旬に問題を把握した後、直属の上司ではない社員が調理担当者のうち統括役100人に対し「メニュー表記と食材は一致しているか」など、3項目をヒアリング調査。だが「調理担当者と違い、メニューの作成権限がない」として接客担当者は調べず、必要に応じて、聞き取りを受けた調理担当者が接客担当者に確認しただけだった。

 同社は直営の17ホテルに加え、系列の全国33のホテルでも実態調査を開始。メニュー表記に関するガイドラインを配布し、自主調査をするよう通知した。結果がまとまり次第、公表する。

[ 2013年10月26日 22:11 ]

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