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下水道「熱」をエネルギーに 仙台11月14日 13時3分
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公共下水道の配管から熱エネルギーを取り出して給湯器に利用する実証研究が仙台市で始まり、14日、現場が公開されました。
都市に張り巡らされた下水道からエネルギーを取り出す試みは全国で初めてです。
公共下水道からエネルギーを取り出す試みは、仙台市と大手化学メーカーが共同で始めました。
下水道の配管の内側に直径1センチほどの専用の管をらせん状に巻きつけ、その管を循環する液体が、下水道を流れる水に温められる仕組みです。
専用の管を循環する液体は、下水に触れることがないので、衛生面の問題はないということです。
14日は、仙台市若林区のスーパーマーケットの敷地にある実証研究の現場が報道陣に公開されました。
外気に比べ、年間を通して温度の変化が少ない下水道は、夏は冷たく、冬は温かいことから効率的にエネルギーを取り出せるということです。
都市に張り巡らされた下水管からエネルギーを取り出す取り組みは全国で初めてだということで、仙台市下水道計画課の仲道雅大係長は、「ふだんは目につかない下水道ですが、エネルギーを有効に活用できるので、ぜひ全国に広がる技術として確立させたい」と話していました。
実証研究で取り出した熱エネルギーは、スーパーマーケットの給湯器に利用されるということです。
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