本紙で『新悪韓論』を連載するジャーナリストの室谷克実氏は「プーチン大統領が遅刻したという記事は、韓国紙も報じていた。外交的に非礼なのは間違いない。プーチン大統領も、オバマ米大統領が相手だったら、こんなことはしないはずだ」といい、続けた。
「韓国人は体面を非常に気にするため、外交関係の話になると敏感になる。数年前、外相がイスラエルを訪問した際、用意された車が汚かったと怒っていた。一方、同時期、韓国はカンボジアに中古の消防車を寄贈したが、これが動かなかった。自分たちは他国に非礼をしても、自分たちがやられると役人もメディアも怒る。『差別されている』という意識があるのではないか」
実は、プーチン大統領に関する報道を振り返ると遅刻は多い。
昨年6月、野田佳彦首相(当時)と訪問先のメキシコで会談した際は、約1時間半も遅れて、会談の場にやってきた。翌7月にウクライナを訪問したときは、ヤヌコビッチ大統領との会談に4時間も遅刻している。
大国ロシアには、ほとんどの国が格下に見えるのかもしれない。