WBC世界バンタム級タイトルマッチ(10日、両国国技館)は王者の山中慎介(31=帝拳)が同級8位の挑戦者アルベルト・ゲバラ(23=メキシコ)を9回25秒、KOで破り5度目の防衛に成功した。今後はWBO同級王者・亀田和毅(22=亀田)との統一戦が実現するかに注目が集まるが、ビッグマッチへ向けて新展開。礼儀知らずの言動をした和毅に激怒していると見られた帝拳サイドが意外な反応を示したのだ。
序盤はジャブの射程内よりはるかに離れた位置で動き続ける相手に、簡単にはパンチを当てることができず「僕自身もみなさんもイライラしていたと思います」(山中)。それでも徐々に距離を詰め、8Rに2度のダウンを奪った。最後は9Rに「あれだけは思い切り踏み込んで打ちました。きれいに決まりましたね」と必殺の「神の左」で仕留めた。
今後について山中は「統一戦でも何でも。みなさんが喜ぶカードを組んでもらえれば」。他団体との統一戦となると「最も可能性があるのは和毅」とは帝拳ジムの本田明彦会長(66)。来年にも実現する可能性があることを示唆した。
ただ、帝拳ジムと亀田サイドの間には不穏な空気が漂っている。発端は先月31日。和毅がWBOバンタム級王座のV1戦を12月3日に行うことを発表した席での発言だ。「8月にタイトルを取った試合も、今回も相手は無敗。次の指名試合も勝ったら『山中』も無視できんやろ」と9歳年長の王者を呼び捨てにした。
これにカチンときたのが帝拳ジムの浜田剛史代表(52)だ。「ボクシングは礼に始まり、礼に終わるスポーツ」と、年齢的にも王者としての「格」でも明らかに下の、和毅の言動に不快感をあらわにした。
ところが、本紙の報道を通じてこの反応を知った亀田サイドは、慌てて本田会長に連絡を取ったという。その弁解は「あんなこと(呼び捨て)は、言ってませんから」…。
あの「エウレカセブン」がパワーアップして登場して、ホールで人気沸騰中だ! 今回はその「パチスロ エウレカセブン2」を徹底解剖しちゃうぞ! 気になる人はこちらをクリック!
一宮競輪開場63周年記念(GⅢ・毛織王冠争奪戦)は29日、決勝が行われ、関東3番手にいた長塚智広が、猛然と迫ってきた浅井康太に伸び勝って優勝を手にした。