〔金利マーケットアイ〕夜間取引で国債先物弱含み、海外勢の利益確定売り観測
[東京 14日 ロイター] -
〔金利マーケットアイ〕
<16:36> 夜間取引で国債先物弱含み、海外勢の利益確定売り観測
東証夜間取引で国債先物は弱含み。足元の中心限月12月限は、日中取引の大引けから5銭安の144円97銭近辺で推移している。市場では「ドル高/円安基調にある為替相場をにらみながら海外勢の利益確定売りが出ているもよう。先物まわりから長いゾーンでポジションを調整する動きになっている感じだ」(国内金融機関)との見方が出ていた。
<15:25> 翌日物0.07%中心、レポGC強含み
無担保コール翌日物金利は0.07%中心での取引。主な取り手は地銀、信託、証券などで、調達一巡後は0.065%で一部取引が成立。大手行は0.065%で調達した。資金需給は国債発行など財政等要因で不足地合いだったが、当座預金残高は102兆円台半ばと高水準を維持した。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCレートは強含み。3カ月物国庫短期証券入札の結果は、最高落札利回りは0.0540%と前回(0.0596%)に比べて低下した。余剰資金を抱える国内勢に加えて、一部海外勢の需要が見られた可能性を指摘する声が出ていた。共通担保資金供給(固定)は29回連続で札割れ。
ユーロ円3カ月金利先物は債券高を受けて強含み。中心限月2014年9月限は前日清算値比0.5ティック高の99.785に上昇。
<15:08> 国債先物は反発、長期金利0.600%と横ばい
14日の国債先物は反発。欧米の金融当局者からハト派的な発言が相次いだことを受けて、世界的な金融緩和が長期化するとの思惑から買い優勢の展開。後場は日経平均株価の大幅反発、外為市場のドル高/円安基調が直接の要因で、戻り売りに上値が重くなる場面があったが、総じて強含みで推移した。現物債は順調に入札をこなした5年債が強含みで推移。長期ゾーンは益出しがみられたが、日銀オペへの期待から底堅さもみせた。超長期ゾーンは動意薄。7─9月期実質国内総生産(GDP)1次速報、11月ロイター短観調査は直接的に相場への影響はなかった。
国債先物中心限月12月限の大引けは、前営業日比12銭高の145円02銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同変わらず0.600%。
<14:05> 国債先物は株高などで上値重い、一方で底堅さも
国債先物は上値重い。中心限月12月限は前日比19銭高の145円09銭と反発して午前の取引を終えたが、足元は同12銭高の145円02銭近辺で推移。市場では「日経平均株価の大幅反発、外為市場のドル高/円安基調が直接の要因で、短期筋の戻り売りがみられる。ただ、相場環境的にアゲンストの割には、底堅い印象を持つ。日銀の国債買い入れオペへの期待がある以上は大きく売り込まれることはない」(国内証券)との見方が出ている。長期金利は同0.5bp低い0.595%に低下する場面があったが、先物が上値を重くすると益出しがみられたため、足元では0.6%ちょうどで推移。先物同様に売り込む雰囲気はなく、0.6%近辺での値固めとなっている。一方、順調に入札をこなした5年債は引き続き強含みで推移。
<12:50> 5年債入札結果はしっかり、国債先物強含みで推移
財務省が午後零時45分に発表した5年利付国債(表面利率0.2%、第115回リオープン)入札結果で、最低落札価格は100円02銭と市場の事前予想より、やや強くなった。平均落札価格は100円03銭。落札価格の平均と最低の開き(テール)は1銭と前月債1銭と同じになった。応札倍率は5.03倍と前月債(4.83倍)を上回った。
市場では「しっかりした入札結果だ」(SMBC日興証券・シニアクオンツアナリストの山田聡氏)と受け止められている。
しっかりした入札結果を受け国債先物は強含みで推移。足元の中心限月12月限は株高に上昇幅は縮小しているものの、前営業日比14銭高の145円04銭近辺で推移。
<12:36> 3カ月物国庫証券の落札利回りが低下、「強めの結果」の声
財務省が午後零時35分に発表した3カ月物国庫短期証券入札の結果は、最高落札利回りは0.0540%と前回(0.0596%)に比べて低下した。平均落札利回りは0.0521%。最高落札利回りについて市場では「日銀による国庫短期証券買い入れオペの結果などから判断すると、レートに対する市場参加者の目線は下がっており、それを反映した強めの入札結果となった。余剰資金を抱える国内勢に加えて、一部海外勢の需要が見られたようだ」(短資会社)との指摘があった。
<11:25> 翌日物は0.07%中心、3カ月物国庫証券の落札金利は低下か
午前の短期金融市場で無担保コール翌日物は0.07%を中心に取引された。主な取り手は地銀、信託、証券などで、調達一巡後は0.065%で一部取引が成立。大手行は0.065%で一部調達した。ユーロ円3カ月金利先物は債券高を受けて強含み。中心限月2014年9月限は前日清算値比0.5ティック高の99.785に上昇。
財務省が午後に発表する3カ月物国庫短期証券の入札結果で、最高落札利回りは0.054%付近と前回(0.0596%)に比べて低下する見通し。余剰資金を抱える国内勢に加えて、一部海外勢の需要で、しっかりとした入札になるとみられている。
<11:14> 5年債入札の最低落札価格100円─100円01銭付近か
財務省が午後に発表する5年債(表面利率0.2%、115回リオープン)の入札結果について、最低落札価格は100円─100円01銭付近になるとの見方が出ている。市場では「気配が0.195%─0.200%のため、平均落札価格は100円02銭─100円03銭付近となりそうだ。入札は銀行勢などの潤沢な余剰資金を集めて、無難に通過するだろう」(国内証券)との声が出ている。
<11:05> 国債先物は反発で前引け、長期金利0.595%に低下
国債先物中心限月12月限は前日比19銭高の145円09銭と反発して午前の取引を終えた。欧米の金融当局者からハト派的な発言が相次いだことを受けて、世界的な金融緩和が長期化するとの思惑から買い優勢の展開。5年債入札が無難な結果になるとの見方も買い戻しを誘った。現物市場は先物の上昇を受けて、中長期ゾーンを中心に買いが入った。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp低い0.595%に低下した。
<10:50> 5年債は表面利率0.2%、第115回債のリオープン発行
財務省は午前10時半、5年利付国債入札を通告した。表面利率は0.2%で第115回債のリオープン発行となる。発行日は11月18日。
市場では、金融機関の余剰資金運用ニーズに加えて、日銀買い入れに絡んだ応札などに支えられて無難に通過するとみられている。
<10:30> 世界的な緩和長期化の思惑、低成長・ディスインフレに懸念
14日の米上院公聴会に出席するイエレン次期米連邦準備理事会(FRB)議長の証言原稿がハト派的な内容となったことに加えて、バーナンキFRB議長が講演で、インフレの過度な低下防止や雇用回復のため、十分な支援を続けることが重要と指摘したことで、米緩和局面が長期化するとの思惑が浮上している。
欧州では、欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事がウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューで、中銀預金金利のマイナスへの引き下げに踏み切ることが可能との見解を示している。
市場では「先進国で低成長やディスインフレが意識されている。財政政策に厳しい制約がある中で、緩和的な金融政策で経済を底上げしたいとの思惑が透けてみえる。結果として、自国通貨安競争の側面もあるのではないか」(国内金融機関)と見方が出ている。
<09:05> 国債先物が反発で寄り付く、GDPはほぼ予想の範囲
国債先物中心限月12月限は前日比13銭高の145円03銭と反発して寄り付いた。前日の海外市場で、欧州中央銀行(ECB)当局者のハト派的な発言などを受けて独米国債が買われた流れを引き継いだ。また、14日の米上院公聴会に出席する次期米連邦準備理事会(FRB)議長のイエレン氏の証言原稿の内容が伝わり、米国の低金利が長期化するとの思惑も買いを促す要因となった。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp低い0.595%に低下した。
内閣府が発表した7─9月期実質国内総生産(GDP)1次速報は前期比プラス0.5%、年率同プラス1.9%と市場予想(同プラス0.4%、年率同1.7%)を上回った。市場では「ほぼ市場予想の範囲。市場の関心は来年4月の消費費増税後の景気動向に移っている。デフレーター改善などデフレ脱却の思惑も意識されやすいかもしれないが、今回のGDPは過去の数値で、市場への影響もほとんどない」(岡三証券・債券シニア・ストラテジストの鈴木誠氏)との見方が出ている。
<08:30> 翌日物は0.07%中心、地銀・信託・証券が調達
無担保コール翌日物は0.07%中心で取引されている。主な取り手は地銀、信託などで一部0.065%で出合いを付けた。当座預金残高は102兆円台半ばを高水準を維持。金融機関の資金調達ニーズは限られている。
日銀によると、朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は102兆5000億円、準備預金残高は81兆6000億円程度となる見込み。
<07:10> 翌日物0.07%中心か、当預残は102.5兆円の見込み
無担保コール翌日物は0.07%を中心に取引される見通し。14日の資金需給は国債発行など財政等要因で不足地合い。しかし、当座預金残高は102兆円台半ばの高水準を維持するとみられ、資金調達ニーズは限られそうだ。「13日と同様に0.07%付近から取引が始まるのではないか」(国内金融機関)という。
13日の加重平均金利(速報ベース)は、前日比0.001%低下の0.073%だった。
日銀が朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は13日に比べて7000億円減の102兆5000億円程度となる見込み。残り所要積立額は1300億円。
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