〔外為マーケットアイ〕ドル100円台に上昇、9月11日以来2カ月ぶり
[東京 14日 ロイター] -
〔外為マーケットアイ〕
<18:37> ドル100円台に上昇、9月11日以来2カ月ぶり
ドル/円が100円台に上昇した。大台に乗せるのは9月11日以来、約2カ月ぶり。特段材料は出ていないが、日経平均先物も上昇していることから、東京時間の流れを受け継ぎ、欧州時間に入り、海外勢が円売り・株先買いを強めているとみられている。
<14:38> ドル99.63円付近、イエレン氏公聴会はタカ派発言に注意か
ドル/円は99.63円。市場の関心はイエレン次期米連邦準備理事会(FRB)議長の公聴会に注がれているが、参加者からは事前に公表された証言原稿がハト派的と受け止められただけに、質疑応答では逆にタカ派的な発言に警戒する声が出ている。
ある大手邦銀関係者は「原稿はテーパリング(緩和縮小)を否定しているわけではなく、数字を伴っていれば踏み切る可能性は十分ある」と指摘。「フォワードガイダンスについては、FRBの中でコンセンサスがとれているわけではないので、きょうは出てこないだろう。そうなると、ハトに見えているものがタカに見えてくることも十分あり得る」と警戒感を示した。
量的緩和に反対の議員に配慮し、極端にハト派的に偏らないようにバランスを取ると、逆にタカ派的と受け止められる可能性もある。
<13:25> ドル99.64円付近、99.80円にストップロス観測
ドル/円は99.64円付近。麻生太郎財務相の為替介入のあり方をめぐる発言をきっかけに一時99.73円まで上昇したが、足元では円売りの動きは一服している。
市場筋によると、12日高値の99.80円付近は実需も含めてオファーが厚い一方で、ストップロスも観測されている。
さらに上の水準では99.90円、100.00円のオファーが目立ち、100.00円付近にはオプションバリアが観測されている。
<12:20> ドル一時99.69円まで上昇、日経平均先物の一段高受け
ドル/円は99.67円付近。日経平均先物が一段高になっていることを受けて、一時99.69円まで上昇した。
市場では、 麻生太郎財務相が為替介入という政策手段を有しておくことは大事だと語ったことに反応したのではないか、との見方が出ていた。
麻生財務相は参議院財政金融委員会で「一方的な円安、急激な円高といった動きにはきちんとしたシグナルを送り、一方的な動きを止める。短期的利益を目的とした投機筋に対抗できるものを持っていないと迷惑をこうむるのは国民だ」と述べた。
日経平均先物は前日比で300円を超える上昇となり、1万4900円台を回復している。
<11:55> ドル99.53円付近、イエレン氏公聴会の質疑応答への警戒残る
ドル/円は99.53円付近。株高にサポートされている。きょうは輸入企業の買い、輸出企業の売り双方のフローが出ているが、足元では出尽くした感があるという。
早朝、イエレン次期米連邦準備理事会(FRB)議長の証言原稿が公表されてドル/円は下落したが、大手信託銀行の関係者は、内容よりも公聴会に先立って発表されたことが市場にサプライズをもたらしたと指摘する。原稿内容に驚きはなかったが、アジアの主要株式市場がまだ開いていなかったため、まずは文言通りドル売りで反応する形になったという。
ドル/円はその後、アジアの主要株価指数が上昇するなかで持ち直した。ただ、水準自体はイエレン氏の証言原稿が公表される前の水準。同関係者は、午後に日経平均株価がさらに上昇すればドル/円が押し上げられる可能性はあるものの、「(公聴会の)証言原稿は出たが、質疑応答は残っている。ポジションはまだ傾けにくい」と話す。
<11:05> ドル99.39円付近、イエレン氏公聴会後はさらに株高との声
ドル/円は99.39円付近。株高を背景に豪ドル/円 やニュージーランドドル/円 などのクロス円に買いが流入、ドル/円にも上昇圧力が波及した。
ドル/円は、イエレン次期米連邦準備理事会(FRB)議長の証言原稿に反応して米金利が低下したことで圧迫されたが、このとき造成されたドル売りが買い戻しを迫られているという。
イエレン氏はきょうのニューヨーク時間に指名承認公聴会に臨む。大手邦銀の関係者は「きょうの公聴会で株が崩れれば、イエレン氏は就任前から信認を失うことになる」と指摘、緩和縮小について今後の具体的なスケジュールを示すなどのタカ派的な発言は出ないと予想している。
同関係者は、公聴会を通過すれば不透明感が払しょくされるため、リスクオンムードがさらに強まって株高/円安に向かうと予想している。
<09:45> ドル99.20円付近、イエレン氏証言原稿による米金利低下が重し
ドル/円は99.20円付近で上値が重い。早朝に伝わったイエレン次期米連邦準備理事会(FRB)議長候補の公聴会での証言原稿がハト派的と受け止められて米金利が低下、ドルが主要通貨に対して下落している。
大手信託銀の関係者は「米金利に市場の目が行っている」と話す。ドル売り圧力から、ドル/円は99円ちょうど付近にあると目されるストップロスを巻き込む展開になりそうだとみている。
ただ、株高を背景に99円割れの水準では押し目買いが流入すると見込まれるため、ドル/円の大幅な下落は考えていないという。
朝方発表された日本のGDPについて、同関係者は「国内勢の関心は低い。きょうは欧州、アメリカ時間が勝負になりそうだ」と指摘した。
<09:09> ドル99.24円付近、予想上回るGDPや株高への反応鈍い
ドル/円は99.24円付近。日経平均株価 が150円を超す上げ幅となっているが、小動きが続いている。午前8時50分に発表された7─9月期実質国内総生産(GDP)1次速報は市場予想を上回ったが、こちらへの反応も鈍い。
内閣府が発表した2013年7─9月期国民所得統計1次速報によると、実質GDPは前期比プラス0.5%、年率換算プラス1.9%となった。ロイターがまとめた民間調査機関の事前予測では7─9月期GDPの予測中央値は前期比プラス0.4%、年率プラス1.7%だった。
<08:57> 英ポンド/ドル堅調、前日の海外市場から好材料相次ぐ
英ポンドは対ドル で1.6048/1.6052ドルの気配。前日の海外市場から今朝にかけて上昇要因が相次ぎ、堅調に推移している。
前日、英国立統計局(ONS)が発表した国際労働機関(ILO)ベースでみた7─9月の3カ月間の失業率は7.6%となり、予想の7.7%を下回った。
続いて公表されたイングランド銀行(英中央銀行)の四半期インフレ報告では、景気回復の進展により失業率はこれまでの見通しより早期に低下するとの見通しが示された。ただ利上げを急ぐ必要はないと強調した。
中銀は、金利が現在の0.5%で推移すれば失業率は2014年第4・四半期に7%に低下するとの見通しを示した。これはフォワードガイダンスを示した8月時点での予想より2年早い。
英ポンドは、失業率やインフレ報告を好感して買い進められた。日本時間きょう早朝、次期米連邦準備理事会(FRB)議長に指名されたイエレン副議長の公聴会での証言原稿が伝わると、対主要通貨でのドル安でポンド/ドルは一段と上昇した。
<08:20> ドル99.21円付近、日本のGDPへの関心低い
ドル/円は99.21円付近。早朝、次期米連邦準備理事会(FRB)議長に指名されたイエレン副議長の公聴会での証言原稿が伝わると、ハト派的と受け止められてドル売りに傾斜。ドル/円は99.10円まで下落した。ただ、ユーロ/円が強含んだため、ドル/円の下げは限定的だった。
午前8時50分には7─9月期実質国内総生産(GDP)1次速報が発表されるが、マーケットの関心は低い。「FRBのテーパリング(緩和縮小)開始時期がマーケットの焦点。今回のGDPが強ければアベノミクスへの期待が再び高まって円売りで反応する可能性もあるが、大きな値動きにはならないだろう」(国内金融機関)との指摘がある。市場の注目は、イエレン氏の証言原稿への株価の反応やニューヨーク時間に開催される指名承認公聴会に向かっている。
ロイターがまとめた民間調査機関の予測によると、14日に内閣府が発表する2013年7─9月期実質GDP1次速報の予測中央値は、前期比プラス0.4%、年率プラス1.7%となった。年前半の高成長ペースはいったん鈍化する見通しだが、後半にかけては盛り返すとの見方が多かった。
<07:50> きょうの予想レンジはドル98.80―99.80円、イエレン氏証言原稿への株の反応注視
ドル/円は99.23円付近、ユーロ/ドルは1.3487ドル付近、ユーロ/円は133.92円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が98.80―99.80円、ユーロ/ドルが1.3430─1.3530ドル、ユーロ/円が133.20―134.50円。
早朝のマーケットはドル安に傾いている。次期米連邦準備理事会(FRB)議長に指名されたイエレン副議長の上院銀行委員会での指名承認公聴会が14日に開催されるのを前に、イエレン氏の証言原稿の内容が伝わり、ハト派的と受け止められた。
証言原稿は、引き続き潜在的水準を下回る状況となっている経済と労働市場を下支えするため、FRBにはまだ成すべきことがあるとの見解を示した。
市場では「ハト派と目されているイエレン氏らしい発言。公聴会でタカ派的な発言が飛び出す可能性もあるが、公聴会まではドルを買いにくい」(国内金融機関)との声が出ている。東京時間はイエレン氏の証言原稿に株価がどう反応するかが注目ポイントになり、株高でユーロ/円などクロス円が上昇すればドル/円は下支えされそうだという。
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