2013年 11月 11日
高橋大輔&浅田真央~二人のエースを支える“自信”~ |
お恥ずかしいことに、男子SPは夕方だったことに
気づかなかった。高橋の演技だけ急いで見た。
ため息が出るほど素晴らしい出来だった。
開幕時の不調がうそのような滑りに驚いた。
ベテランの底力だね。
05チャンネルの土・日の番組欄をチェックして「ああ、今週はGPがないんだ」と
思ってしまった。“うかつ”にもほどがある。ハハハ。
加えて、前日の朝日で“NHK杯”だと知っても当日の番組欄はゴールデンしか
チェックしなかった!情けない。
気がついたときは7時25分…女子SPの放送開始直前だった。
大急ぎで高橋大輔の演技だけを再生した。レグザのおかげだ。有難い。
ビデオでも興奮するほど素晴らしい演技だった。
アメリカ大会のあと、本人も「やばい」と言っていたが、「シーズン初めだから」
なんて言っている場合ではないだろうと心配した。はっきりは書かなかったものの、
日本の代表になるのさえマジで厳しいのではないかと思ったことが恥ずかしい。
フリーと合わせて、しっかりとソチへの軌道に乗ったようだ。
町田がすばらしい、羽生がいる…と言っても、やはりエースが本調子でないとね。
来週のフランスはカナダで2位だった羽生が出るが、チャンとエンカンも出るから
結構、厳しいんだね。17歳のエンカンを見ると末恐ろしい、注目すべき選手だ。
ソチでは金メダル争いに絡んで来そうな気がする。
さて、高橋のSPは本当に圧巻だった。コーチの涙は意外だったが、高橋との間の
“ストーリー”をうかがわせて感動を呼んだ。
しかし、フィニッシュの瞬間の「魂がこもった…」や、スロービデオ再生の中での
「これまでのスケート人生を凝縮したような」、「順位云々ではなく、この演技を
見られた幸せ」といった実況アナの 妙に情緒的なコメントには「またかよ?」と
思ってしまう。演技も涙も映像が伝えていた。手あかのついた言葉は逆効果だ。
厳しいせめぎ合いがあったと我々は推測するしかないんですがねえ」と言った。
解説の本田は何も言わなかった。高橋と本田の関係ならコーチから何を言われたか、
ある程度のことは聞いているはずだ。しかし、本田は言わない。言いたくないのだ。
信頼関係を崩さないために。だから、私なら“我々”という形、また、中途半端な
“問いかけ調”で本田を巻き込まないけどなあ。
クレームばかりで申し訳ないが、織田信成のFSが終わったあとも、ジャンプの
失敗を後半で取り返したことに触れて「とっさの判断」と褒めていた。
しかし、そもそもその判断ができなければトップ・レベルの選手になれないのだと
思うがどうか?日本選手となると褒めまくるが、褒めればいいというものではない。
浅田真央…スケート・アメリカ優勝は鮮やかだった。
3アクセルは不満だろうが、ほかは「ノクターン」に乗って
ゆったりと演技ができていた。
このSPは終わり方がいいね。
自分のやることに自信を得るのにはこんなに時間が
かかるということか。
高橋にも感じたことだが、今シーズンの浅田を支えているのは“自信”だと思う。
単に調子がいいというだけでなく、バンクーバー以後、じっくりと時間をかけて
積み重ねてきたもの、やってきたことへの揺るぎない信頼がもたらすものだ。
その意味では、佐藤信夫コーチの功績はとてつもなく大きいと思う。想像だが、
彼の指導に信念があってブレがなかったことが浅田を前に進めさせたんだね。
優勝を飾り、ファイナル出場を確定した。アメリカ大会に続いてぶっちぎりだが、
不思議なことに“強い”というイメージはない。ウマい、安定している、優雅だ、
柔らかい、美しい…そういう感じだ。それが“強い”ということかもしれないし、
この方がオリンピックの金は獲りやすいのかもしれないが。
高橋も浅田も自信を取り戻したことが大きい。逆に言えば、トップの選手でさえ
自信がないといい演技はできないということだね。この二人なら自信を持つのに
苦労などなさそうだが、そういうものではないらしい。そこにこの競技の難しさが
あるのだろう。「もっと上に行けると思う」と口をそろえているところが面白い。
いずれにしても、二人のエースが戻って来たのは心強い限りだ。
フリーの演技直前にコンピューターの故障で長く待たされたにもかかわらず笑顔を
絶やさなかった長洲未来に拍手を送りたい。リンクに出てから20分待った。
名前がコールされてから1分以内に演技を始めるわけだが、選手たちはそれぞれの
“ルーティン”を持っている。
長洲はそれを終えてから長い時間を過ごした。ルーティンが大きく乱されたわけだ。
しかも、冷たい氷の上で体は冷えて筋肉が硬くなる。いつ、演技を始められるかが
分からないまま、緊張とリラックスを繰り返しながら時間を過ごした。
どう考えたって、きわめて不利な立場だったが、故障がなおると特別な救済措置も
受けないで演技をした。明らかな影響があって満足な演技はできなかった。
それでも笑顔を見せていた彼女はこの大会のMVPだったと言っていい。
NHKのオープニングは男性アナと八木沼純子でやっていた。十分だった。
きちんとやればタレントは不要だということが分かる。
ただし、初めて?冒頭のビデオに“煽り”のコメントをつけていた。大NHKにしては
珍しい演出だった。どうしても煽りたくなるものらしいね。ハハハ。
NHK杯での浅田選手のノクターン(SP)!素晴らしかったですね。
うっとりさせてもらいました。
長洲選手の演技前のアクシデント!…20分も!
生放送だから待つしかないのでしょうが…びっくりでした!
うっとりさせてもらいました。
長洲選手の演技前のアクシデント!…20分も!
生放送だから待つしかないのでしょうが…びっくりでした!
老・ましゃこサン、こんにちは。
浅田は今の調子を維持するという難題を抱えこみました。
長洲には何らかの救済措置があってしかるべきだと
思いました。ビデオを見なければ採点できないとか、
こんなときの対策ができていないとか、この競技は
いろいろと問題ありですね。
浅田は今の調子を維持するという難題を抱えこみました。
長洲には何らかの救済措置があってしかるべきだと
思いました。ビデオを見なければ採点できないとか、
こんなときの対策ができていないとか、この競技は
いろいろと問題ありですね。