特定秘密保護法案:日本ペンクラブ、閣議決定に抗議
毎日新聞 2013年10月25日 19時28分(最終更新 10月25日 20時40分)
特定秘密保護法案が閣議決定され、衆院に提出された25日、同法案に反対する声が相次いだ。作家らでつくる日本ペンクラブ(浅田次郎会長)は「閣議決定に強く抗議する」と声明を発表。言論表現委員長の山田健太専修大教授(言論法)が記者会見し「公的情報は国民のものだという原則を逆転させる法案だ。受け入れがたい」と批判した。
一方、日本雑誌協会と日本書籍出版協会は同法案に反対する共同声明を出し「重罰がもたらす内部告発のためらいと取材の萎縮は最大の問題だ。賛成できない」と指摘。日本新聞労働組合連合も「本質的に憲法違反の情報統制法案だ」と懸念を表明した。【臺宏士】