2013年11月13日23時51分
東京電力は13日、福島第一原発1号機の原子炉格納容器から水漏れを確認した。炉心溶融事故を起こした1~3号機の格納容器で水漏れが確認されたのは初めて。格納容器下部の圧力抑制室周辺にカメラ付きの遠隔で操作する小型ボートを浮かべて調べた。格納容器の底部から延びた、塩化ビニル製の配管から水が漏れていた。
圧力抑制室は、事故時に原子炉の圧力を調整する装置で、ベント管で格納容器とつながっている。水漏れの場所は不明だが、東電によると、圧力抑制室などが破損し、水が漏れている可能性があるという。現場の放射線量は毎時0・9~1・8シーベルトだった。また、格納容器についた水滴を排水する配管が折れていた。
14日も小型ボートを使って調査する。今後、廃炉作業を進めるため、水漏れの場所を特定する。
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