2013年11月13日15時12分
大阪市議会の美延映夫(みのべてるお)議長(大阪維新の会所属)の就任を祝う政治資金パーティーの会場で市立高校吹奏楽部が演奏した問題で、市教委は13日、顧問の男性教諭(42)を口頭注意処分とした。「催しの趣旨を十分に確認せず、校長にも報告していなかった」(教職員人事担当)ことを理由としている。
市教委によると、顧問は8月31日、市内のホテルに部員約40人を引率し、パーティーの冒頭で君が代など2曲を演奏。昨年6月と12月にも同じ会場で演奏していた。ただし、市教委は「部は年間100回ほど様々な場所に出かけて演奏しており、特に政治的な意図はなかった」と判断した。
この問題では公明、自民、民主系の3会派が「生徒を政治活動に関与させたのは不適切」と議長辞職を要求。市議会は9月、戦後初の不信任決議を可決し、美延議長は議会閉会日の12月13日限りで議長職を辞すると表明した。
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朝日新聞社会部
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