広域自動車窃盗:2外国人を逮捕−−共同捜査本部 /群馬
毎日新聞 2013年09月29日 地方版
ブラジル人らの広域組織窃盗グループによる自動車盗事件で、群馬や長野、埼玉県警などの共同捜査本部は28日、いずれも窃盗容疑で、伊勢崎市東本町、派遣社員、マルセロ・ダ・シルバ・ジュニオール被告(25)=窃盗罪で起訴=を再逮捕、茨城県結城市結城、同、ベロネ・マツモト・ユリ・アンドレイ容疑者(23)を逮捕したと発表した。2人はいずれもブラジル国籍で同グループの一員。容疑を認めているという。
逮捕容疑は、7月24日午後7時から同11時50分ごろ、伊勢崎市の男性会社員(当時22歳)宅の駐車場から乗用車1台など計127万5000円相当を盗んだとしている。
群馬県警によると、同グループによる被害は、高級車窃盗を中心に1都6県で240件、被害総額は計約4億3377万円にのぼるとみられる。逮捕者は今回で24人目で、18人がブラジル人、6人が日本人という。車は千葉市のヤードに納めていたとみられるという。【尾崎修二】