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2013.11.14
【幸福の科学】佐々木俊尚氏の「信仰も否定もしていない」という詭弁
佐々木俊尚氏が、ジョブズ霊について語るイベントに関連して、以下のようなツイートがありました。
信仰してませんよ。でも否定ももちろんしません。まあ「お前は信仰か否定かどっちを選べ!」という問いがあったら、そっちの方が怖いですよね。 RT @ypegasasu810888 @sasakitoshinao 幸福の科学信仰してるのですか?
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) November 13, 2013
当サイトを読んでくださっている賢明な読者の方なら一発で気づくと思いますが、これは「誤った二分法」の詭弁もしくは二者択一の詭弁と呼ばれるものです。そして、他者の批判が、あたかも二者択一を迫っているかのように誘導するストローマンの詭弁もしくは藁人形論法でもあります。
仮に、信仰と否定が同じ直線上に存在するとして、その間には無数の選択肢が存在します。たとえば、
・広告塔として名前を使われることを許諾するとか
・宗教団体の活動について、見て見ぬ振りをするとか
・雑誌に記事を寄稿するがイベントには出ないとか
・否定はしないが関わらないとか
色々な立場がありえます。
しかし、普通の人や君子は危うきには近寄りませんから、関与している時点で何らかの肯定よりの意図があることは明白です。AV(アダルトビデオ)を否定も肯定もしない人は、わざわざAVに出たりしませんし、AV男優として「腰の動きで、業界の問題点を表現したい」とか主張しても笑われるだけです。
そういうのを、美しい日本語で「綺麗事」と言います。覚えておきましょう。キ・レ・イ・ゴ・ト
そもそも、宗教にとって、根源的な本質の部分を否定されなければ、幾ら表層的な部分を批判されても痛くも痒くもありません。幸福の科学なら、「大川隆法はブッダの生まれ変わりである(だから霊言が出来る)」という部分ですね。だから、幾ら表層的な議論を深めたとしても、根本を認める以上は「伝道の手伝いに貢献した」こと以上でも以下でもありません。
まあ、トークが行われていないうちに批判するのも何なのですが、以下のツイートのように「幸福の科学の人とトーク」を「宗教団体の人とトーク」と言い換え(これを論点すり替えの詭弁といいます)、幸福の科学の主張を代弁しているようなので、あまり期待は出来なさそうです。
宗教団体の人とトークするというだけで、中身も聞かずに非難するというのは異常ではないでしょうか? RT @moriatsu1994sho どんな反応が『異常』なのでしょうか? これ、わかったフリして話を進めるとマズい気がしますよ。
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) November 13, 2013
現在の幸福の科学はカルトではないと思いますよ。またカルトの定義も国や時代によって変わるし、教団の形態も変化します。世界宗教だって原始段階ではだいたいカルトです。 RT @sakichan 単に新興宗教というより、カルトと認識している人が多いからでは?
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) November 13, 2013
宗教団体を「カルト」って呼び捨てればそれで否定した気になれる、というようなつまらん常識は捨てた方がいいと思うな。
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) November 13, 2013
ところで、↓以下のような主張で「再定義w」とか言い出す人は、だいたいは勉強してないか理解できる頭が無い「疑似科学脳」であることが多いのですが(科学的に考えないという広い意味で疑似科学)、そっち方面に進んでおられるのでしょうか?「相対性理論が正しいことを前提とした現代科学の常識は見直す必要がある」みたいな。
これまでの社会の常識が根底からひっくり返り、すべてを再定義していかなければいかない段階に来ていると思う。だから「宗教怖い」みたいな昭和の常識ももう終わり。もう一度私たちの間で「宗教って何なんだろう」「必要なんだろうか」ということを考えるべき時に来ていると思います。
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) November 13, 2013
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