今 この商品!(2008年12月)
|
|
「八戸前沖さば」と「りんご」のコラボレーション
八戸前沖 サバップル |
日本国内では最北端のサバの漁場である八戸前沖。秋口の早い時期から海水温が下がるため、他海域のサバよりも脂肪分が豊富に含まれています。
この脂ののった「八戸前沖さば」地域ブランド化の取り組みの一環として、八戸市において平成19年度にサバ創作料理コンテストが開催され、最優秀賞に輝いたパイ菓子「サバップル」が新たな特産品として注目を集めています。
■「八戸前沖さば」とは
「八戸前沖さば」の定義は、八戸前沖サバブランド推進協議会が認定した期間内に三陸(陸前、陸中、陸奥)沖で漁獲し、八戸港に水揚げされたサバです。この認定期間は、水揚げ状況や身に含まれる脂肪分、魚体の重量などを参考に毎年判断され、脂肪分は、おおむね15%以上を目安としています。
サバには、沿岸に沿って生息する「真サバ」と沖合いに住み着く「ゴマサバ」、北欧諸国で生息している「ニシサバ」などの種類がありますが、「八戸前沖さば」は「真サバ」と「ゴマサバ」。「真サバ」は肉質が締まっていて、シメサバに適しており、「ゴマサバ」は肉質が柔らかいため、焼きものに適しています。
■おいしさの秘密
「八戸前沖さば」のおいしさには、6つの秘密があります。
(1)日本最北端の漁場
- 八戸前沖の緯度は、北緯40度30分。日本のサバの漁場としては最北端に位置します。
- (2)水温が冷涼
- サバは、海水温が18度以上になると粗脂肪分が高くなると言われています。八戸前沖は、9月に入ると海水温が急激に低下します。
- (3)粗脂肪分がとにかく多い
- トップシーズンに八戸前沖で漁獲される600g以上のサバには、30%を超える粗脂肪分が含まれています。また、400g程度の小さな魚体にも15%以上の粗脂肪分が含まれています。文部科学省が発表する五訂増補日本食標準成分表によると、真サバの脂肪分は12.1%と発表されているので、八戸前沖さばの粗脂肪分がいかに高いかということが分かります。
- (4)不飽和脂肪酸が豊富
- サバの粗脂肪分には、EPA・DHAという不飽和脂肪酸が含まれています。その含有量は粗脂肪分が高くなると増加するという特徴があります。
- (5)漁場が近く、新鮮!!
- 「サバの生き腐れ」という言葉があるように、サバは傷み易い魚です。八戸前沖さばは、八戸漁港から数キロ離れた沖合の漁場で漁獲されるため、新鮮なうちに水揚げすることができます。
- (6)だから、新鮮で、おいしい
- 以上のような特徴により、八戸では「新鮮で」、「おいしい」サバが漁獲できるのです。
■八戸前沖 サバップル
「八戸前沖さば」と青森県の特産品「りんご」、横浜町の特産品「なたね油」のコラボレーションにより誕生した「サバップル」は、八戸市内の千葉学園高校調理科3年、山本香織さんが考案、階上町の「菓子工房美松」が製品化しました。
「サバップル」は直径10数センチ。りんごの形をかたどり、小さなサバの姿の飾り、中央の波型の模様がアクセントになっています。
製造に取り組んだ菓子工房美松の小松さんは、漁業権を有していることから、水揚げされたばかりの新鮮な状態の「八戸前沖さば」を直接買い付け、加工しています。サバによって、色、香り等個性が異なることから、それぞれの個性に合わせた加工を施しています。
小松さんは、サバの生臭さを消すことに最も苦労したと言います。これを解決に導いたのが、たまたま出向いた横浜町で出会った「なたね油」。そのまろやかな口当たりとサバを融合させ、これに独自の製法を加えて、実際に生臭さを抑えることに成功しました。
りんごは大鰐町産のふじを使用、適度な酸味がサバのまろやかさと調和しています。また、アクセントとしてパイ生地に緑茶を混ぜ込んでいることから、上品な香りがかすかに漂います。
サバと波の模様が |
菓子工房美松の小松さん |
全て、丁寧に手造り |
緑茶をアクセントに。 |
そのままでも味わえる |
小松さんは、「脂ののった八戸前沖さばを、今後も感謝の気持ちをもって大事にしていきたい。」と言います。
八戸市にお越しの際には、この新たな特産品を、ぜひお試しください。
【商品DATA】
【問い合せ先】
|
*この商品の掲載情報については、2008年12月現在のものです。掲載情報が古くなっている場合もありますので、最新の情報については問い合わせ先にご確認ください。