警察庁が今年に入ってひったくりや自転車盗などの街頭犯罪を認知した件数で、大阪府は全国最下位から2番目の「ブービー」に位置することが20日、分かった。ワーストの東京都との差はわずか773件。昨年、ワーストを3年連続で回避した大阪だが、防犯対策を油断すれば再び汚名を着せられるとあって、対策を強化する動きが生じている。
警察庁発表の9月末時点のデータによると、大阪は4万8145件、東京は4万8918件で推移している。
罪種別は大阪がひったくり、路上強盗、オートバイ盗、車上狙い、部品狙い、自販機狙いの6罪種でワースト。東京が自転車盗で唯一ワーストだったが、同罪だけで3万6000件を超えたため総件数を押し上げた。
街頭犯罪は自動車盗を含む8罪種。主要都市では愛知県が3万186件、神奈川県が2万7018件を数える。
各都道府県は20日まで続いた全国地域安全運動を通して防犯意識向上の活動を展開。大阪では、大阪市内で街頭犯罪が最も多い平野区が「平野の星」と呼ばれた地元出身の阪神タイガース元捕手、矢野燿大さん(44)を地元警察の一日署長に迎えるなどして住民の目を防犯に向けさせようと試みている。
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