佐賀県のニュース
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原発の再開禁止求め国を提訴
九州電力が運転再開を目指している佐賀県の玄海原子力発電所をめぐり、国の原子力規制委員会がことし7月に定めた原発の新たな規制基準に適合していないなどとして、佐賀市の市民グループが原子力規制委員会に対し、運転再開を認めないよう求める訴えを13日佐賀地方裁判所に起こしました。訴えを起こしたのは、佐賀市の市民グループ、「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める(ぜんき)裁判の会」の384人です。市民グループは、九州電力が運転再開を目指している佐賀県の玄海原子力発電所の3号機と4号機をめぐり、国の原子力規制委員会がことし7月に定めた原発の新たな規制基準に適合していないなどとして、原子力規制委員会に対し、運転再開を認めないよう求めています。
市民グループは、具体的には、▼重大な事故が起きた場合に放射性物質が外部に放出されるのを防ぐ対策が十分ではないほか、▼安全対策を進める上でおおもととなる今後の地震の予測が過小に評価されているなどと訴えています。
市民グループの石丸初美代表は「おととしの原発事故の原因究明はまだ進んでおらず、誰に責任があるのかも明確ではなく、原発を止めるためには原発政策の本丸である国を訴えることにした」と話しています。
一方、国の原子力規制委員会は「訴状が届いていないので、現段階ではコメントできない」としています。
11月13日 19時17分