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玄海原発“再稼働させず停止を”

11月13日(水) 20時10分


九州電力玄海原子力発電所について「耐震性などに問題がある」として、市民グループが、国に対して、再稼働を認めず、「運転停止命令」を出すよう求める裁判をきょう、起こしました。

佐賀地裁に訴えを起こしたのは、市民グループのメンバーなどおよそ380人です。

九州電力は、玄海原発3号機と4号機について、再稼働に向けた安全審査を国に申請し、審査が続けられています。

しかし、原告側は、3号機・4号機ともに新しい規制基準に適合していないとして、国に対し、再稼働を認めず、「運転停止命令」を出すよう求めています。

原告側は、九州電力が地震や津波が発生した場合の影響を過小に評価していて、耐震性に問題があるほか、重大事故が起きた場合に大量の汚染水が放出されると主張しています。

●原告弁護団長・冠木克彦弁護士
「耐震性について、もちろん十分でなくて、地震が起これば、重要な機器が壊れるということと、それから、汚染水について、それが、外部に放射能が漏れないという形にはできていない」

原告団は、3年前から、玄海原発3号機でのプルサーマル発電についても、九州電力に対して運転の差し止めを求める裁判を続けています。

2013年11月13日(水)のニュース