勤務していた大手生命保険会社から保険金をだまし取ったとして、滝野川署は６日、北区王子２、パート従業員、富田貴子容疑者（５１）を詐欺容疑などで逮捕した。同署によると「間違いありません」と認めているという。

　逮捕容疑は、大手生保に営業職として勤務していた２０１０年１２月、夫が胃がんと診断されたかのように装い特定疾病診断書などを偽造。保険会社に提出し、夫の口座に保険金約２３００万円を振り込ませて詐取したとしている。

　滝野川署によると、１２年７月、保険会社の内部調査で不正請求が発覚し、告訴していた。同署はだまし取った金の使途などについて調べている。【浅野翔太郎】

〔都内版〕