蹴球探訪
宮市 単独インタビュー後編 代表は「常にいたい場所」(11月12日)
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【大リーグ】黒田、QO拒否で日本復帰ある!? 某GMが「来季・広島」を示唆2013年11月13日 紙面から 【オーランド(米フロリダ州)穐村賢】黒田がついに日本復帰!? 大リーグのGM会議が11日、当地で始まった。メジャー挑戦が濃厚な楽天・田中将大投手(25)が話題にのぼる中、ヤンキースの黒田博樹投手(38)の動向にも注目が。GMの一人は今オフにも黒田が広島に復帰する可能性に言及した。ちょうどこの日は1年1410万ドル(約14億1000万円)のクオリファイング・オファー(QO)の回答期限だったが、黒田は拒否。かねて「現役最後はカープで」と公言してきたベテラン右腕が、オフの主役に浮上してきた。 いよいよ「その時」が来るのか−。米球界関係者が口にしてきた黒田の“日本球界復帰プラン”が再び浮上した。この日、QOを拒否した右腕について、メジャー球団のあるGMは「黒田は現役生活の晩年には日本に戻り、古巣の広島でプレーしたいと考えているはず。今オフにもそうなる可能性が高いのでは」と言及。来季にも日本のマウンドで投げる可能性をにおわせた。 黒田自身も、今年9月に同僚だったマリアノ・リベラ投手(43)が引退する際に「僕も身近な人が辞めていくのは引き際を考えさせられるときはある」と意味深コメント。不惑を目前に控え、自らの野球人生の幕引きを考える発言を口にしていた。 もちろん、ヤ軍にとって今季200イニング以上を投げ、11勝を挙げた大黒柱は来季も不可欠な存在。QOの拒否を伝えられたキャッシュマンGMは「彼が決めたことだから仕方ないが、今後も話し合いは継続していく」と残留要請の構えだが、球団地元紙スターレジャー(電子版)は「引退」「広島へ復帰」「ドジャースへ移籍」「1500万ドルでヤ軍と再契約」などさまざまな可能性を示唆する。 実際、QOを拒否したことで、仮にドジャースへの移籍となればド軍はヤ軍に1位指名権を譲渡しなければならない。米国内での移籍は相手球団にとって不利に働くため、ヤ軍との再契約か古巣・広島への復帰が現実的な道。昨年、黒田はQO拒否後に1500万ドル(約15億円)でヤ軍と再契約しているが、今年に関して同GMは「彼には多くの選択肢がある」と“引き留め”を楽観視している様子はない。 かねて「最後はカープで」と引き際を公言してきた右腕。広島に戻れば年俸は14億円どころか、日本最終年だった2007年の3億円前後になるとみられるが、金額は問題じゃない。38歳という年齢からも「その時」が近いのは明らか。海を渡って6年目。移籍か、残留か、復帰か。大きな岐路に立つベテランの決断を、周囲は固唾(かたず)を飲んで見守っている。 PR情報
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