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【スポーツ】

日本、ロシアを撃破  MB1 新戦術で欧州女王に快勝

2013年11月13日 紙面から

日本−ロシア 第4セット、得点を奪い、木村(左)とハイタッチする迫田=日本ガイシホールで

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◇女子グランドチャンピオンズ杯開幕 日本3−1ロシア

 バレーボールの各大陸選手権優勝国など6チームによって、4年に1度争われるワールドグランドチャンピオンズカップ女子大会は12日、名古屋市の日本ガイシホールで開幕した。世界ランキング3位の日本は欧州王者のロシア(同6位)を3−1で下し、2001年以来3大会ぶりのメダルへ好スタートを切った。日本は13日、北中米王者の米国(同2位)と対戦する。南米王者のブラジル(同1位)は米国を3−0で下した。

 通称「MB1」。新生・火の鳥ニッポンが世界でも類を見ない「ミドルブロッカー(MB)1人」戦術を開幕戦で初披露し、勝利に結び付けた。MBを19歳の大竹のみとし、もう1人のMBの位置にウイングスパイカー(WS)の迫田を据えるWS4人制だ。

 迫田は後衛ではもちろん、前衛のときもバックアタックぎみに打ちまくり、2010年世界選手権女王のロシアを幻惑。「新戦術で初めての試合。オロオロした部分もあったが、何とか勝てて良かった」と迫田。世界4大大会デビュー戦の石井に次いでスパイク14得点をたたき出した。

 「前衛で打つより助走をつけて打つ方が得意」と迫田。真鍋監督がロンドン五輪前から温め、最近1カ月半で磨いた新戦術は、迫田の長所と相まって今大会で日の目を見た。MBが1枚減るとブロック力が落ちるようにも思われるが、「1枚でも2枚でも私は同じかなと思う」と真鍋監督。

 ロンドン五輪の銅メダルで目標はさらに高まり、「同じことをしていても世界では勝てない。固定概念を払拭(ふっしょく)しないと。どれだけ通用するか、このグラチャンで挑戦する」と断言した。(武藤康弘)

 

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