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【福島第一原発の現状】汚染水の浄化 8日間で480トン福島第一原発では、敷地内にたまる十万トン以上の高濃度の放射能汚染水を浄化するシステムが十七日夜に稼働した。しかし、トラブルが相次ぎ、二十五日までの八日間で、断続的に浄化された水は四百八十トンにとどまった。 日量で千二百トンを安定して浄化できなければ、1〜3号機の原子炉を冷却するための注水や雨の影響で、汚染水は増え続け、七月上旬に建屋が満杯になる恐れがある。 東京電力は、できるだけ汚染水を増やさないよう、炉心への注水量を一日五百トンから三百九十トンに減らした。 東電は十九日夜、2号機の原子炉建屋の扉を開放し、100%近かった建屋内の湿度はほぼ半減。二十一日、作業員が建屋に入り、地下一階にたまる汚染水の深さを六・一メートルと初めて確認した。 4号機では、使用済み核燃料プールの耐震強化のため、底を鋼鉄柱で支える工事が二十日に完了。原子炉建屋内の放射線量は、毎時〇・一ミリシーベルトだった。 PR情報
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