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【福島第一原発の現状】「ステップ1」ほぼ達成 浄化システムの処理能力は低下この一週間(十七〜二十三日)は福島第一原発で大きな動きはなかったものの、原子炉の安定冷却などを柱にした工程表の「ステップ1」がほぼ目標を達成して終了。原子炉が安定的に一〇〇度を下回る状態を保つ「ステップ2」に入った。 高濃度の放射能汚染水を浄化し、原子炉の冷却に使う「循環式冷却」の安定稼働が不可欠だが、浄化システムはトラブル続き。処理能力も、毎時五十トンの見込みから三十七トンにまで落ちた。 ただ、原子炉の冷却そのものは順調で、1号機は圧力容器底部の温度が九六度程度にまで下がった。 政府が「冷温停止」を宣言するためには、1〜3号機とも十分に原子炉の温度が下がり、原発敷地内の放射線量が年間一ミリシーベルト(現在は一・七ミリシーベルト)になることが条件。経済産業省原子力安全・保安院は「冷温停止には、まだ時間がかかる」としている。 PR情報
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