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【福島第一原発の現状】1〜4号機 核燃料プール安定冷却 浄化装置は不安定この一週間(七〜十三日)の福島第一原発の事故現場では、1号機の原子炉建屋内にある使用済み核燃料プールを安定的に冷やす熱交換器の運転が始動。1〜4号機すべてで核燃料プールの安定冷却が実現した。 熱交換器は核燃料プールの水を引き出して冷却後、再びその水をプールに戻す仕組み。熱交換器の運転直後は四七度だった1号機のプールの水温は、三八度まで下がった。一方、4号機の熱交換器とプールをつなぐホースから微量の水漏れが見つかった。 高濃度汚染水を処理する浄化システムの稼働率は三〜九日の一週間平均で、約77%まで上昇。六月の稼働後はトラブル続きで停止が相次いだが、配管を調整した結果、稼働率が過去最高を記録した。ただ、十二日にも一時停止しており、依然不安定さが残る。 東電は、水素爆発で吹き飛んだ1号機の原子炉建屋を覆うカバーの設置工事に着手した。放射性物質が漏れるのを防ぐのが目的で、九月末の完成を目指している。 PR情報
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