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【福島第一原発の現状】

浄化システム稼働率88% 新装置で向上

 この1週間(14〜20日)の福島第一原発の事故現場では、高濃度汚染水の浄化を安定的に進めるため、東芝が中心となって製造した放射性セシウムの吸着装置を新たに導入し、18日から本格運転を始めた。

 浄化システムはこれまで、仏アレバ社と米キュリオン社の装置が中心だったが、システム全体で計32件の不具合が発生。

 東京電力は、装置の追加により、不具合が起きてもバックアップとして働き、処理能力も向上すると期待している。

 新たな装置を試運転するため、浄化システムは16〜18日は停止。この間、タンクにためていた処理水で原子炉への注水を続けた。

 システムの稼働率は16日までの1週間で88%。9日までの1週間が77%だったのと比べて向上した。処理開始からの通算稼働率は69%になった。

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