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【福島第一原発の現状】

セシウム吸着 新装置稼働

 この一週間(二十一〜二十七日)の福島第一原発の事故現場では、放射性セシウムを吸着する新たな装置が加わり、汚染水の処理能力がアップした。一方、第一原発の周辺では二十一日を中心に雨が降り、1号機の原子炉建屋地下などに雨水が流れ込み、汚染水の水位が上昇した。

 東京電力によると、二十三日までの一週間で汚染水の処理量は六千七百八十トン。このうち新たな吸着装置は千七百六十トンを処理した。従来の浄化システム単体の稼働率(処理量ベース)は60%だが、新装置を含めると81%に向上した。ただ、雨の影響もあり、1〜4号機の建屋内にたまる汚染水の量は、十六日時点と比べて千百十トン増の計九万六千三十トンとなった。

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