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【福島第一原発の現状】

2号機も90度切る 冷温停止達成一歩近づく

 この一週間(二〜八日)の福島第一原発では、2号機圧力容器の底部の温度が九〇度を下回るようになり、政府と東電が目指す「冷温停止状態」の達成に一歩近づいた。

 2号機底部の温度は一日午後十一時に九八度を記録した後、連続して一〇〇度を下回り、七日午前五時に八九度にまで低下。東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「注水の経路と量を変えたことで下がった。よく観察したい」と話した。

 今週は、放射性物質が付着したほこりや小さながれきを除去するための大型集じん機の本格運用も始まった。全長二十五メートルの「巨大掃除機」で、今月末まで敷地内の道路を掃除する。

 七日午後からは、5、6号機の建屋地下にたまっていた水を浄化して、ほこりの舞い上がりや火災を防ぐための散水に使い始めた。浄化後の水は飲用できるほどの状態で、東電は環境に影響ないと説明している。

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