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【福島第一原発の現状】

1号機配管の線量増加 原子炉建屋にカバー設置

 この一週間(九〜十五日)の福島第一原発では、1号機の原子炉建屋を覆うカバーの設置が完了した。カバーは、放射性物質の拡散と雨水の流入を防ぐため。東京電力は「完全な気密性はないが、放射性物質をフィルターでこし取るので放出量の低減が期待できる」としている。

 建屋カバーの設置は3、4号機でも予定されている。ただ建屋上部のがれき撤去作業が来年夏まで続く見込みで、設置はそれ以降になりそうだ。

 1号機では、建屋内の放射線量がいまだ局地的に高いことも確認されている。建屋一階南東側にある配管で、東電は毎時四七〇〇ミリシーベルトの放射線量を計測。六月の調査時(四〇〇〇ミリシーベルト)より増加した。四〇〇〇ミリシーベルト超の放射線を全身に浴びると、ほぼ半数の人が放射線による障害で死亡するとされている。

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