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【福島第一原発の現状】3号機で過去最高線量 ロボット除染難航この一週間(二十〜二十六日)の福島第一原発では、二十日に3号機の一階格納容器の点検扉付近から、3号機では過去最高の放射線量となる毎時一六〇〇ミリシーベルトが観測された。十四日にもほぼ同じ場所で同一三〇〇ミリシーベルトを記録。格納容器からにじみ出た水がたまる場所とみられる。 東電は、ロボットによる拭き取り除染を進めたが、簡単にはいかない。除染できないと建屋内での人間の作業は極めて難しく、川俣晋原子力・立地本部長代理は「やり方を再検討する」と述べた。 一方、東電は1〜3号機にたまる水素対策を発表。原子炉への注水量を減らして蒸気を発生させ、その力で水素を格納容器の外に追い出す。これと並行して、圧力容器に直接窒素ガス注入する準備をする。 ただし、注水量を減らすと、原子炉の温度が八〇度あたりまで上昇することが見込まれる。東電は温度計の誤差を最大二〇度と分析しており、政府が掲げる「一〇〇度以下の冷温停止状態」の年内達成は微妙になる可能性もある。 PR情報
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