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【福島第一原発の現状】汚染水 8カ月ぶり海に流出この一週間(四〜十日)の福島第一原発では、四月上旬以来、八カ月ぶりに放射能汚染水が海へと漏れた。 漏水は、浄化処理した水を蒸発させて水量を減らす装置のある建屋で起きた。放射性ストロンチウムを含む約十五トンが床にたまったほか、建屋外に漏れた約百五十リットルが側溝を伝い海へ流れ込んだ。 漏水があっても建屋内部にとどまるはずだったが、基礎部分のコンクリートの乾燥が不十分でひびが入るなどしていた。東電は建屋の巡視回数を増やすなど、再発防止策をまとめた。 東電が、汚染水を浄化した処理水の海洋放出を検討していることも明らかになった。建屋に地下水が流入し、蒸発濃縮しても汚染水が減らず、処理水タンクの残容量が少なくなってきたためだ。来年三月上旬にも満杯になる見通し。 全国漁業協同組合連合会(全漁連)などの猛反発で当面は実施を見送るが、新たな対策づくりが求められる。 PR情報
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