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【福島第一原発の現状】

汚染水の処理 27日から再開

 十二月十八〜二十四日の一週間、福島第一原発では、タービン建屋地下に流れ込む地下水が再び問題になった。

 東京電力は二十日、汚染水の浄化システムを停止した。早く処理を進めすぎると建屋内の汚染水の水位が下がりすぎ、地下水の流入が増えてしまうからだという。二十七日に運転再開の予定。

 東電の当初の計画では、既に汚染水処理は終わりに近づいているはずだったが、流入した地下水が混じって全体の汚染水量が増え、いまだ七万七千トン近い汚染水が残っている。

 一方、野田首相による「事故収束」宣言には多くの反発が起きた。十八日に細野豪志原発事故担当相と会談した佐藤雄平福島県知事は「『事故収束』という言葉を発すること自体、県民は『実態を本当に知っているのか』という気持ちでいる」と不快感を示した。細野氏は「事故全体が収まったかのような印象を持たれたとすれば、表現が至らず反省している」と陳謝した。

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