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【福島第一原発の現状】

温度計異常値を注視

 十九日から二十五日の一週間、福島第一原発では、2号機の原子炉底部に取り付けられている三つの温度計のうち、一つがおかしな値を示した。先週も別の底部温度計が異常な値を示し、東電は故障と判断。温度データとしては使わないようになった。

 問題の温度計は、二十二日までは三〇度台で推移してきたが、二十三日になって四〇度台に上昇。同日夜には一時、五〇・二度にまで上がった。現在も四〇度台後半で推移している。

 今回も故障だとすれば、底部の温度は一つの温度計だけで測ることになる。「冷温停止状態」の確認が難しくなるが、原子力安全・保安院の森山善範原子力災害対策監は「故障かどうかは分からない。注視していく」と話している。

 また、二十二日には発電所の取水口前の海底を、粘土とセメントで固める工事を始めた。海底に沈んだ放射性物質の拡散を防ぐのが目的だ。

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