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【福島第一原発の現状】

4号機プール 水温42度 循環ポンプを修理、冷却再開

 二日−八日の一週間、福島第一原発で、4号機の使用済み核燃料プールの冷却水を循環させるポンプが故障し水温が一時上昇した。

 4号機には、第一原発の使用済み核燃料プールでは最も多い千五百三十五体の核燃料が保管されている。

 東電は四日、循環ポンプのモーター周辺の焦げを発見。予備のポンプも止めて原因を調べたところ、ケーブルとの接続部分で絶縁不良があったためショートしたとみられる。予備のポンプでもモーターと接続部分の不具合が見つかったが、修理して六日にプールの冷却を再開した。

 プールの冷却が止まった影響で、水温は一時、四二度まで上昇。冷却再開後は徐々に下がっている。

 2、3号機では、原子炉建屋地下を調査した。配管などの損傷は見つからなかったが、地下にたまる高濃度汚染水の水位は両号機ともに約五メートルだった。放射線量は高く、調査を担当した東電社員の被ばく線量は最大約六・五ミリシーベルトだった。

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