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【福島第一原発の現状】建屋内で汚染水漏れ 4号機 移送ホース破れる十一〜十七日の一週間、東京電力福島第一原発では4号機の建屋内で高濃度の放射性物質を含む汚染水が漏れ出す事故が起きた。 水漏れは十四日午前、巡回中の東電社員が見つけた。3号機建屋地下から汚染水を移送するビニールホースが破れ、床約四百二十平方メートルに深さ約一センチの水がたまっていた。 漏れた量は約四・二トン。高濃度の放射性セシウムを含んでおり、周辺の放射線量は一般人の年間被ばく限度に十分余りで達する毎時約五ミリシーベルトになった。建屋外や周辺機器への影響はなかった。 これまでも雑草が刺さったり、接合部分が外れたりして配管から汚染水が漏れたことはあった。しかし、東電は「今回は従来とは破れかたが違う」と原因を調べている。 同日朝には、汚染水処理に使った部品の保管施設から白煙が上がるトラブルもあった。煙は換気用ポンプのモーターから出ており、東電社員が発見から十分後に消火器で消し止めた。 また、お盆をはさむ時期だったため、作業員も多くは休暇を取った。期間中は大きな工事は行われなかった。 PR情報
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