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【福島第一原発の現状】

全面マスク着け作業 停電で測定器使えず

 一〜七日の一週間、東京電力福島第一原発では五日に厚生棟など一部の施設で停電があり、空気中の放射性物質の濃度を測る測定器が使えなくなった。

 この影響で、作業員は一時、放射性物質を防ぐ全面マスクを着けて作業した。停電の原因は分電盤の故障とみられる。原子炉への注水や汚染水の処理に影響はなかった。

 1〜3号機で原子炉への注水量が下がっていた問題では、配管内でごみが目詰まりを起こしたことが原因らしいと分かった。

 冷却に使う汚染水をためるタンクにポリエチレン製配管を取り付けた際、配管の切りくずが混ざり込んだとみられる。東電はタンク清掃などの対策を検討している。

 また、東電は事故時のテレビ会議映像のうち、昨年三月十六日から同四月十一日分までを公開すると決めた。

 すでに事故発生後の五日間の映像は公開していたが、「不十分だ」との批判が強かったため範囲を広げた。

 個人が特定できないよう映像にぼかしを掛けるなどするため、公開時期は三カ月後になる見通し。

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