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【福島第一原発の現状】

事故発生直後 生々しく 作業員ら撮影の写真600枚公開

 八〜十四日の一週間、東京電力福島第一原発では、作業員らが事故発生直後の状況を撮影した写真六百枚が新たに公開された。津波で水没した1、2号機のタービン建屋地下の電源室など未公開だった場所の画像も含まれていた。

 爆発直後の1、3号機、津波で流された車が散乱する構内、陥没した道路など、事故直後の生々しい様子がうかがえた。電源を失った機器にバッテリーを接続し、操作を試みる姿もあった。

 昨年三月下旬までに東電や下請け企業の社員らが撮った映像の提供を求め、約七百八十枚が集まった。うち百八十枚は「核物質の安全にかかわる施設が写っている」と公開しなかった。

 1〜3号機で原子炉への注水量が不安定になっていた問題では、東電は送水管内のごみが原因と考えて除去作業をし、十三日に経済産業省原子力安全・保安院に「流量が安定した」と報告した。しかし、十四日未明から朝にかけ、1、2号機で再び注水量が低下。流量を増やして安定状態に戻った。東電は「機器の故障ではない」としている。

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