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【福島第一原発の現状】2号機に新たな温度計 既存6つのうち5つが故障九月二十九日〜十月五日の一週間、東京電力福島第一原発では、2号機の原子炉(圧力容器)に新しい温度計が取り付けられた。六つあった温度計が相次いで故障し、残り一つになっていた。 東電は、使っていない配管から内視鏡とともに温度計を挿入し、慎重に場所を確認しながら温度計を圧力容器底部の配管内に設置した。残っている温度計と近い値を示し、正確に計測できていると判断した。 炉心溶融を起こした1〜3号機では、溶けた核燃料があるとみられる圧力容器底部の温度が八〇度以下になっていることが、「冷温停止状態」の重要な目安になっている。温度計がなくなると、炉の状態が監視できないことになる。 二日には、高濃度汚染水の処理に使ったセシウム吸着塔の保管施設で、換気用ポンプのモーターから白煙が上がった。煙に気付いた作業員が電源を切ると煙は止まった。 モーターは施設内にたまる水素を排気するのに使っている。同型のモーターでは、八月にも煙が上がるトラブルが起きており、東電で原因を調べている。 PR情報
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