仕事を拓く
若い民からの成長戦略
トップ > 特集・連載 > 東日本大震災 > 福島原発事故 > 福島第一原発の現状 > 記事一覧 > 記事
【福島第一原発の現状】格納容器内 最大9800ミリシーベルト 1号機 特殊カメラなど入れ調査今週(六日〜十二日)の福島第一原発では、1号機の格納容器内部の調査があった。放射線量は容器内につながる配管で毎時一万一一〇〇ミリシーベルト、内部で最大同九八〇〇ミリシーベルトと極めて高い数値が計測された。人間が四十分間浴びると確実に死亡する値。あらためて今後の廃炉作業の厳しさを示した。 東電は九、十の両日、広範囲をゆがみなく撮影できる特殊カメラや線量計などを入れて内部を調べた。 公開された動画を見ると、容器に大きな損傷はなかったが、黄土色の汚れが広がっており、抜け落ちた長さ三十センチほどのボルトも写っていた。 調査の結果、格納容器の水位は二百八十センチあった。原子力安全基盤機構が推定した四十センチより大幅に高く、溶け落ちた核燃料は完全に水に漬かっているとみられる。 ただし、予想以上に水位があったことで、格納容器の損傷箇所は従来考えられてきたよりももっと上部にある可能性も出てきた。東電は、今回の動画や測定結果を、溶け落ちた核燃料の位置や破損箇所の推定に役立てるという。 PR情報
|