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【福島第一原発の現状】汚染水漏えい相次ぐ 2号機ベント管の調査開始今週(八〜十四日)の東京電力福島第一原発では、汚染水の漏えいが相次いだ。 十日には、汚染水の処理システムのうち塩分を除去する淡水化装置で、一立方センチ当たり一一ベクレルの放射性セシウムや高濃度のベータ核種が含まれる汚染水約九十六リットルが漏れた。点検時に水を抜く配管の弁のコックが、何らかの原因で動いて弁が開き、配管に圧力がかかり継ぎ目から外れた。 翌十一日には、3号機のタービン建屋一階通路で、一立方センチ当たり一一六ベクレルの放射性セシウムを含む水約十五トンが漏れていた。3号機から1号機に移送するろ過水のホースが継ぎ目から抜け、水が漏えいした。いずれの漏えいでも敷地外への流出はなかったという。 2号機の格納容器と圧力抑制室をつなぐベント管の調査が、十一日に始まった。ベント管下部に四足歩行ロボットを投入。ベント管八本すべてを調査する予定。 敷地内では高濃度汚染水に地下水が流入、量が増えてしまうことが深刻化している。その対策として掘った試験用の井戸の、水をくみ上げる実証試験が十四日に始まった。 PR情報
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