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【福島第一原発の現状】3号機プール内 鉄骨撤去 核燃料の状態確認始まる今週(十五〜二十一日)の東京電力福島第一原発では、3号機使用済み核燃料プール周辺のがれき撤去作業中に誤って水中に落下した鉄骨(長さ約七メートル、重さ約四百七十キロ)を、遠隔操作のクレーンで撤去した。 九月に落下した鉄骨は、水中のがれきに引っかかり、斜めになって不安定な形で沈んでいた。倒れるとプール内の核燃料を損傷させる可能性があるため、揺れにつながりそうな周辺でのがれき撤去作業も中断。鉄骨が撤去されたことで、作業も再開される。 二十一日からは、使用済み核燃料を保管する共用プールで、水中カメラを使って核燃料の状態を確かめる作業が始まった。来年四月以降、共用プールにたまった核燃料を空冷式の貯蔵容器(乾式キャスク)に移し、陸上で貯蔵する予定で、その前にプール内の状況を調べる。 貯蔵容器に移してつくった共用プールの空きスペースには、4号機のプールから取り出した使用済み核燃料を移す計画。4号機からの核燃料取り出し完了は、当初計画より一年早い二〇一四年末を目指している。 PR情報
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