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【福島第一原発の現状】

汚染水処理連日水漏れ 配管の破損や作業ミス

 今週(二十二〜二十八日)の東京電力福島第一原発では、汚染水を処理する装置からの水漏れが相次いだ。

 東電は二十五日、5、6号機の建屋内の汚染水を処理する装置から最大で約十リットルの水が漏れたと発表した。敷地外部への流出はなく、放射性物質の濃度は低いとしている。

 この日午前十一時ごろ、東電社員が配管から水が落ちているのを発見した。バルブの閉め方が不十分だったとみられている。

 二十六日には、汚染水から塩分を取り除く淡水化装置で、配管が破損して放射性物質を含む約十リットルの汚染水が漏れた。この時も外部への流出はなかったという。

 東電によると、同日午前十時十分ごろ、作業員が装置の凍結防止シートを掛け替えようとしたときに、誤って直径二・五センチの塩化ビニール製の配管を損傷させてしまい、水が漏れた。

 装置は直後に手動で停止し、漏出量は少なかった。

 淡水化装置からの水漏れは十日にも起き、放射性セシウムなどが含まれる汚染水九十六リットルが漏れている。

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